田丸駅 – Wikipedia

田丸駅(たまるえき)は、三重県度会郡玉城町佐田にある、東海旅客鉄道(JR東海)参宮線の駅である。

相対式ホーム2面2線を有する交換可能な地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。2番線を本線とした一線スルー構造であり、当駅を通過する快速列車は上下線とも2番線を通過していく。一時期は停車列車についても2番線を使用していたが、現在は原則として方向別にホームを使い分けている(通過列車との行き違いの場合は上下線とも駅舎側の1番線に停車)。

2番線ホーム南側にもロータリーがあるが、出入口がなく、ホームに出入りすることはできない。

伊勢市駅管理の無人駅。かつては東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、JR全線きっぷうりばも設置されていたが、2012年10月1日に無人化された。

のりば[編集]

快速「みえ」は原則として通過となるが、参宮線内各駅停車となる夜間の伊勢市行きのものに加え、名古屋行きの「みえ」2号と4号が停車する。

利用状況[編集]

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[7]

年度 一日平均
乗車人員
1998年 698
1999年 704
2000年 710
2001年 677
2002年 646
2003年 627
2004年 599
2005年 583
2006年 570
2007年 552
2008年 548
2009年 551
2010年 558
2011年 567
2012年 518
2013年 529
2014年 525
2015年 550
2016年 565
2017年 559
2018年 551
2019年 550

北畠氏が築いた田丸城跡や朝日新聞の創設者・村山龍平の遺品を展示した村山龍平記念館がある。

バス路線[編集]

三交伊勢志摩交通

※当駅に一部が停車する快速「みえ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。

東海旅客鉄道(JR東海)
参宮線
外城田駅 – 田丸駅 – 宮川駅

注釈[編集]

  1. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
  2. ^ 2021年3月改正ダイヤでは、16:00発多気行き普通と17:04発松阪行き普通の2本が1番線より発着する。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、24-25頁。
  2. ^ “みえ駅ものがたり JR参宮線 田丸 大正以来の木造駅舎 駅発着 ウオーキング盛況”. 中日新聞 朝刊 広域三重: p. 21. (2010年6月17日) 
  3. ^ “もう不便かけません 田丸駅(参宮線)に跨線橋完成 玉城町”. 中日新聞 朝刊 伊勢志摩版: p. 12. (1983年1月18日) 
  4. ^ 「天王寺鉄管局、紀勢線と参宮線の駅業務を大幅削減へ」日本経済新聞1983年6月29日付、地方経済面中部7ページ
  5. ^ JR東海 5駅の業務委託解消(無人化)を計画 – 国鉄労働組合名古屋地方本部 トピックス 2012年06月01日
  6. ^ 各地で駅無人化反対など、サービス改善で宣伝と要請行動 – 国鉄労働組合名古屋地方本部 トピックス 2012年08月23日
  7. ^ 三重県統計書 – 三重県

関連項目[編集]