河内駅 – Wikipedia

河内駅(こうちえき)は、広島県東広島市河内町中河内にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-G14

かつては急行停車駅であった。また、山陽新幹線岡山駅 – 博多駅間開業で昼行優等列車が全廃された後、しばらく運転されていた快速の停車駅であった[注 1]

河内駅付近での事故[編集]

急行列車脱線転落事故現場(1931年1月12日)

1931年(昭和6年)1月12日、山陽本線河内駅を通過中の上り急行列車が分岐器で脱線。機関車(C53 24)が横転して後位の客車5両が駅前方の椋梨川鉄橋から川に転落し、7名が死亡、179名が重軽傷を負った。山陽線急行列車脱線転落事故を参照。死者の棺は河内駅から列車で広島駅と郷里に運ばれた[6]

現場付近では日露戦争当時貨物列車が脱線転覆し、その後も単線運転時代に脱線転覆が起こり、この事故で惨事は三度目で「魔の場所」と言われていた[7]

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。駅本屋側が1番のりば、2・3番のりばが島式ホーム(さらにその間にホームのない中線あり)で、跨線橋により連絡している。トイレが構内上り方面1番のりば奥にある。

無人駅である。かつてはJR西日本広島メンテックが駅業務をしており、またみどりの窓口が設置されていた。ICOCA利用が可能(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

駅舎概要[編集]

  • 木造平屋駅舎
  • 落成日不明

駅コンコース内[編集]

  • 改札口(簡易型自動改札機を導入。集札機能はないため集札箱に乗車券を投入する。)
  • 自動券売機2台(最新式)
  • 自動販売機(飲料水1台)
  • 待合室

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
1 G 山陽本線 上り 三原・福山方面 福山方面は三原または糸崎で乗り換え
2・3 G 山陽本線 下り 西条・広島方面 2番のりばは一部列車のみ[注 3]
  • 本項ではJR西日本公式サイトの全域路線図[8]に従い路線記号・ラインカラーを表記しているが、当駅は広島シティネットワークエリア外のため、2016年3月のダイヤ改正時点の駅掲示時刻表においてはアルファベットのないラインカラーシンボルが使われている。
  • 1番線は上り本線、2番線は下り副本線、3番線は下り本線である。2番線は上り線とは接続していない。
  • 2番線への定期列車の発着はしばらく無かったが、2009年より線路保守の観点から、1日2本のみ列車の発着がある。

利用状況[編集]

「統計でみる東広島」によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。[9]

バス[編集]

  • JRを利用してシティ電車の延長を」という看板が設置されている。
西日本旅客鉄道
G 山陽本線
本郷駅 (JR-G15) – 河内駅 (JR-G14) – 入野駅 (JR-G13)

注釈[編集]

  1. ^ 当時は、三原駅 – 広島駅間を快速運転しており、途中の停車駅は、当駅、西条駅、海田市駅であった(一部の列車は三原 – 岡山間でも快速運転)。
  2. ^ 当時の351M(12:40発 普通岩国行)1本のみであった。
  3. ^ 2021年3月14日現在、16:02発 普通五日市行が使用。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]