国道38号 – Wikipedia

国道38号(こくどう38ごう)は、北海道滝川市から釧路市に至る一般国道である。

概要

通称、西から順に「芦別国道」「狩勝国道」「十勝国道」「釧路国道」とよばれ、国道274号と並び北海道の東西をつなぐ大動脈である。

路線データ

一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

1952年(昭和27年)から1965年(昭和40年)にかけて、国道38号の浦幌町共栄から釧路市音別町直別までの間は、現在と異なる経路を経由しており、現在の北海道道1038号直別共栄線の「霧止峠」と「厚内トンネル」を経由していた。

路線状況

別名

  • 東大通(滝川市)
  • 芦別国道
  • 狩勝国道
  • 十勝国道
  • 釧路国道(釧路市)
  • 釧路新道
  • 国道幹線通(釧路圏都市計画道路)

バイパス

重複区間

  • 国道452号(芦別市北2条東1丁目・北2条西1丁目交差点 – 芦別市本町・芦別橋交差点)
  • 国道237号(富良野市若松町・若松町15交差点 – 富良野市東山・東山やなぎ交差点)
  • 国道274号(上川郡清水町南1条11丁目 – 上川郡清水町南4条11丁目)
  • 国道242号(帯広市大通北1丁目 – 中川郡幕別町明野)
  • 国道336号(十勝郡浦幌町共栄 – 釧路市大川町(終点))

道路施設

浦幌町内にある浦幌、上厚内、直別の3トンネルは、トンネル自体の全高が低く、旧規格の狭小な道路幅のため、季節を問わず対向車との衝突事故が多発している。

高さ 3.80 |m、幅 3.00 mを超える特殊車両は通行禁止となっており、迂回路として北部を並行する国道242号、国道274号、国道392号が指定されている[1]

トンネル

  • 野花南トンネル(1,055 m)
  • 奔茂尻トンネル(547 m)
  • 浦幌トンネル(327 m)
  • 上厚内トンネル(255 m)
  • 直別トンネル(315 m)

道の駅

  • 空知総合振興局
  • 上川総合振興局
  • 十勝総合振興局
  • 釧路総合振興局

交通量

2005年度(平成17年度道路交通センサス)
平日24時間交通量(台)

  • 富良野市学田1区 : 12,086
  • 上川郡新得町字北新得 : 3,752
  • 上川郡清水町字羽帯 : 10,169
  • 河西郡芽室町日進 : 14,594
  • 帯広市大通1丁目 : 28,965
  • 中川郡幕別町札内 : 15,062
  • 十勝郡浦幌町上厚内 : 9,302
  • 釧路市大楽毛 : 16,813
  • 釧路市北大通1丁目 : 47,219

地理

通過する自治体

交差する道路

2009年8月1日撮影 河西郡芽室町付近から東(帯広市)方向を望む

現道

空知総合振興局

滝川市
赤平市
芦別市

上川総合振興局

富良野市
空知郡南富良野町

十勝総合振興局

上川郡新得町
上川郡清水町
河西郡芽室町
帯広市
中川郡幕別町
中川郡豊頃町
十勝郡浦幌町

釧路総合振興局

釧路市
白糠郡白糠町
釧路市

赤平バイパス

空知総合振興局
赤平市
  • 国道38号(現道) : 字豊里
  • 北海道道224号芦別赤平線 : 東豊里町
  • 北海道道224号芦別赤平線 : 百戸町東1丁目
  • 国道38号(現道) : 茂尻中央町南1丁目(茂尻中央町南1交差点)

釧路新道

釧路総合振興局
釧路市

主な峠

  • 樹海峠(三の山峠)(標高476 m) : 富良野市 – 空知郡南富良野町
  • 狩勝峠(標高644 m) : 空知郡南富良野町 – 上川郡新得町

その他

当国道を題材にした作品

脚注

注釈

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ a b c d e f 2020年3月31日現在

出典

参考文献

関連項目

外部リンク