廿日市駅 – Wikipedia
廿日市駅(はつかいちえき)は、広島県廿日市市駅前にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅。駅番号はJR-R07。
相対式2面2線のホームを持つ地上駅で橋上駅舎を有する。駅構内にはエレベーターが設置されている。改札口、上下線ホームにLED発車標が設置されている。JR西日本中国交通サービスによる業務委託駅であり、みどりの窓口が設置されており、営業時間は7:15~10:30、15:45~19:30。
構内にトイレは無く、南口ロータリーの公衆トイレ(バリアフリー対応)を利用する。
駅舎は鉄骨造であるが、木工の街を意識した内外装になっており、広島近郊の駅舎では珍しいデザインである。
のりば[編集]
※上下線の間にホームのない待機線(運転指令上は「2番線」)があるが、現在は架線がなく、配線上の理由(広島側で上り線のみ、岩国側で下り線のみに接続)によって電車は入線できない。かつては両側で上り線、下り線両者に接続した、いわゆる中線であった。この名残で、2番のりばは運転指令上は「3番線」とされている。
徒歩3分の所に広島電鉄宮島線の広電廿日市駅がある。
駅前には、古くからの商店街がある。かつて二十日の日に、市場が開かれていた。廿日市の名前の由来である。徒歩3分の中央公民館のあたりが、西国街道の廿日市本陣であった。
洞雲寺という禅宗の寺がすぐそばにある。とても古い寺で、毛利元就との厳島の戦いで名高い陶晴賢の墓がある。本尊は釈迦如来像。
桂公園という広い公園がある。元は、桜尾城といって海に浮かぶ城であり、厳島の戦いの折には毛利元就が陣を敷き、後には豊臣秀吉も宮島に参詣する際に滞在している。その後荒れていたが、その城主の子孫の桂太郎(明治期の元老・総理大臣・公爵)が土地を買い戻して当時の廿日市町に寄贈し、公園としたので桂公園という。
天満宮がある。高台にあり、廿日市市内を一望できる。大きな楠が名物で、下から眺めてもよく見える。1991年(平成3年)の台風19号によりいくつかの木は倒されてしまったが、残った現在ある楠もすばらしいものである。
駅裏の北側には田や山が残っていたが、駅裏の工事によって一変し宅地に変わろうとしている。
駅の南側は廿日市駅への道が造られようとしている。
- 北口
- フジ廿日市店(2016年(平成28年)3月30日開店[7])
- 廿日市市立佐方小学校
利用状況[編集]
「廿日市市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。当駅は廿日市市の代表駅であるが、隣の宮内串戸駅の方が乗車人員が多い。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1987年(昭和62年) | 4,775 |
1988年(昭和63年) | 3,966 |
1989年(平成 元年) | 3,803 |
1990年(平成 | 2年)3,807 |
1991年(平成 | 3年)3,890 |
1992年(平成 | 4年)4,120 |
1993年(平成 | 5年)4,069 |
1994年(平成 | 6年)4,048 |
1995年(平成 | 7年)3,958 |
1996年(平成 | 8年)3,863 |
1997年(平成 | 9年)3,688 |
1998年(平成10年) | 3,738 |
1999年(平成11年) | 3,783 |
2000年(平成12年) | 3,899 |
2001年(平成13年) | 3,903 |
2002年(平成14年) | 3,743 |
2003年(平成15年) | 3,619 |
2004年(平成16年) | 3,500 |
2005年(平成17年) | 3,463 |
2006年(平成18年) | 3,488 |
2007年(平成19年) | 3,556 |
2008年(平成20年) | 3,478 |
2009年(平成21年) | 3,376 |
2010年(平成22年) | 3,325 |
2011年(平成23年) | 3,324 |
2012年(平成24年) | 3,410 |
2013年(平成25年) | 3,473 |
2014年(平成26年) | 3,400 |
2015年(平成27年) | 3,648 |
2016年(平成28年) | 3,791 |
2017年(平成29年) | 3,966 |
2018年(平成30年) | 3,983 |
2019年(令和元年) | 4,064 |
- 西日本旅客鉄道
- R 山陽本線
- ■快速「シティライナー」・■快速「通勤ライナー」
- 通過
- ■普通
- 五日市駅 (JR-R06) – 廿日市駅 (JR-R07) – 宮内串戸駅 (JR-R08)
- ■快速「シティライナー」・■快速「通勤ライナー」
注釈[編集]
- ^ みどりの窓口の営業時間は5:20 – 24:00だったが、委託化の半年前に5:15 – 22:45となり、委託化で5:45 – 20:00(11:30 – 15:20は閉鎖)となった。
- ^ 2009年4月には西広島営業所の掲載が無い[1]が、2010年3月には西広島営業所の掲載があるため[2]
- ^ その後、2016年4月に西広島駅へ移転している[6]
出典[編集]
- ^ 会社案内[営業所], ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2009年4月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ 会社案内[営業所], ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2010年3月30日時点におけるアーカイブ。
- ^ “廿日市新駅舎完成 木のまちPR”. 中国新聞 (中国新聞社). (2015年10月3日) 2015年10月4日閲覧。
- ^ 営業所, ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2015年11月20日時点におけるアーカイブ。
- ^ 営業所, ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2016年4月8日時点におけるアーカイブ。
- ^ 営業所, ジェイアール西日本広島メンテック, オリジナルの2016年10月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b “再開発エリアにフジ廿日市店が開店”. 中国新聞 (中国新聞社). (2016年3月31日)
- ^ “廿日市駅整備事業が完成”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2018年5月23日)
- ^ a b “廿日市駅|駅情報:JRおでかけネット” (日本語). 西日本旅客鉄道. 2022年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月24日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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