松山駐屯地 – Wikipedia

松山駐屯地（まつやまちゅうとんち、JGSDF Camp Matuyama）は、愛媛県松山市南梅本町乙115に所在し、中部方面特科隊等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地。

1950年（昭和25年）12月に三津浜町（現・松山市須賀町）の旧愛媛師範学校女子部跡（現在の松山西警察署）に警察予備隊松山訓練所が開設されたのが始まりである。

1955年（昭和30年）10月に三津浜の松山駐屯地は老朽化に加え手狭となったため廃止され、旧陸軍歩兵22連隊の演習場があった小野村（現松山市南梅本町）に小野駐屯地が新設された。また、1967年（昭和42年）の松山市との合併により松山駐屯地と改称され、幾多の改編移駐を経て今に至る。

最寄の演習場は、小野演習場。駐屯地司令は、中部方面特科隊長が兼務。

警察予備隊

　旧松山駐屯地　

• 1950年（昭和25年）12月8日：警察予備隊の松山駐屯地として創設し、松山訓練所が開設される^[1]。
• 1951年（昭和26年）5月1日：第9連隊第3大隊が編成^[1]。

陸上自衛隊

• 1954年（昭和29年）
  • 7月1日：陸上自衛隊へ移管^[2]。
  • 9月13日：第9連隊第3大隊が旭川駐屯地へ移駐し、第15普通科連隊第3大隊が編成される^[1]。
• 1955年（昭和30年）10月21日：旧松山駐屯地が廃止される。

　小野駐屯地

• 1955年（昭和30年）10月21日：小野駐屯地^[3]が新設され第15普通科連隊第3大隊が移駐する。

• 1960年（昭和35年）3月28日：第320地区施設隊が新編される^[1]。
• 1961年（昭和36年）

　松山駐屯地

• 1967年（昭和42年）3月1日：1961年（昭和36年）の松山市と小野村の合併に伴い、小野駐屯地が松山駐屯地に改称^[4][1]。
• 1969年（昭和44年）
  • 7月31日：第108教育大隊が廃止^[1]。
  • 8月1日：第4陸曹教育隊が信太山駐屯地から移駐^[1]。
• 1990年（平成02年）3月25日：第320地区施設隊が廃止^[1]。
• 1994年（平成06年）
• 2003年（平成15年）3月14日：陸上自衛隊松山自動車教習所が廃止^[1]。
• 2006年（平成18年）3月27日：第2混成団の第14旅団への改編に伴い部隊の新・改編。

1. 第14特科隊を第2混成団特科大隊を母体として新編。
2. 第14高射特科中隊を新編（第2混成団特科大隊高射中隊を改編）。
3. 第14後方支援隊第2整備中隊特科直接支援小隊を新編。
4. 第14後方支援隊第2整備中隊高射直接支援小隊を新編^[1]。

• 2015年（平成27年）3月26日：中部方面会計隊の改編に伴い、第358会計隊が廃止、第348会計隊松山派遣隊が設置される。

• 2021年（令和3年）3月18日：第348会計隊松山派遣隊を改編し第358会計隊を再編^[7]。

駐屯部隊[編集]

中部方面隊隷下部隊[編集]

第14旅団隷下部隊[編集]

防衛大臣直轄部隊[編集]

駐屯していた部隊（移駐、廃止、改編）[編集]

• 第9連隊第3大隊：1951年（昭和26年）5月1日（編成）から1954年（昭和29年）9月13日（旭川駐屯地へ移駐）の間。
• 第15普通科連隊第3大隊：1954年（昭和29年）9月13日（編成）から1961年（昭和36年）12月16日（善通寺駐屯地へ移駐）の間。
• 第108教育大隊：1961年（昭和36年）12月20日（信太山駐屯地から移駐）から1969年（昭和44年）7月31日（廃止）の間。
• 第320地区施設隊：1960年（昭和35年）3月28日（新編）から1990年（平成2年）3月25日（廃止）の間。

• 第4陸曹教育隊：1969年（昭和44年）8月1日（信太山駐屯地から移駐）から1994年（平成6年）3月23日（大久保駐屯地へ移駐）の間。
• 第2混成団特科大隊：1994年（平成06年）3月29日（日本原駐屯地から移駐）から2006年（平成18年）3月26日（第14特科隊に改編）の間。
• 第14特科隊：2006年（平成18年）3月27日から2018年（平成30年）3月26日（中部方面特科隊に改編）の間。
• 第14高射特科中隊：2006年（平成18年）3月27日（新編）から2018年（平成30年）3月26日（第14高射特科隊に改編）の間。
• 第14後方支援隊第2整備中隊特科直接支援小隊：2006年（平成18年）3月27日（新編）から2018年（平成30年）3月26日（第301特科直接支援隊に改編）の間。

最寄の幹線交通[編集]

重要施設[編集]

外部リンク[編集]