岡崎市 – Wikipedia
岡崎市中心部(康生地区) 岡崎市(おかざきし)は、愛知県のほぼ中央に位置する市。中核市、中枢中核都市に指定されている。 徳川家康の生誕地や八丁味噌の産地として知られる[1]。 研究教育施設や史跡が多く、市の規模に比して文教都市の色が濃い。中世の鎌倉街道や江戸時代の東海道宿場町および城下町として栄えた。廃藩置県の際に一時存在した額田県の県庁所在地であり、岡崎城がその庁舎となっていた[2]。 足利氏族である細川氏、仁木氏、戸崎氏のほか、江戸幕府を開いた徳川家康の生誕地でもある。伝統地場産業には八丁味噌、花火、石製品などが知られる。 中心部は旧額田郡で、一部に旧碧海郡の地域も含まれる。 現在は名古屋の衛星都市であり[3]、昼間人口比率は93.9%まで減少する[4]。 市名の発音[編集] 共通語では「おかざき」と発音されるが、当市民をはじめとした地元民は、「川崎」と同じように「おかざき」と平板に発音する。人名(姓)の場合は「おかざき」と発音して区別する。岡崎が舞台となったNHK連続テレビ小説『純情きらり』や大河ドラマ『徳川家康』の中でも、放映開始当初は「おかざき」と発音していたが、途中から平板な発音に改められた。2016年にはNHKにおいて平板な発音が「地元放送局アクセント」として正式に許容されるようになった[5]。 当市は愛知県の中央部にあり、中央高地に連なる美濃三河高原と岡崎平野の接点に位置する。中京圏の中心都市名古屋市から約35キロメートルの距離にあり、市内を東西に国道1号、南北に国道248号及び国道473号が通っている[6][7]。また東名高速道路岡崎インターチェンジや、新東名高速道路岡崎東インターチェンジといった広域交通網の拠点のほか、主要地方道等の愛知県道も多くあり、市内各所で渋滞が発生している。鉄道は市内を東西に抜けるJR東海道線及び名鉄名古屋本線と、岡崎駅から豊田市方面へ結び、名鉄三河線や、愛知高速交通東部丘陵線、JR中央線と接続する愛知環状鉄道線の計3路線、16駅が設置されている。名鉄の東岡崎駅周辺が市内中心部であり、JRの岡崎駅は中心部から離れた場所に位置している。 面積は387.24平方キロメートルで豊田市、新城市に次ぎ愛知県内3位。太平洋側気候で、特に平野部は温暖で、冬でも雪が降ることはほとんどない[7][8]。また、市内に活断層や推定活断層は見つかっていない[9]。 中央アルプスの大川入山に発する矢作川が市内を南北に流れ、東西に流れる乙川など、市内に20本程流れる河川の全てが矢作川の支流である。市内にはこの豊富な水を利用した大規模工場や水田地帯が多くある。多数の河川により形成された沖積平野上に市の中心市街があり、市の東部は美濃三河高原を構成する山地となっている。最高峰は標高789mの本宮山であるが、平野部にも丘陵が点在しており、市内の標高差が700メートル以上ある変化に富んだ地形となっている。市域の約60%が森林であり、その豊かな自然環境から、自然公園法に基づき南部の桑谷山周辺が三河湾国定公園に、東部の本宮山及び巴山周辺が本宮山県立自然公園にそれぞれ指定されている[10]。また、市の中心部には岡崎城があり、城を中心とした岡崎公園は桜の名所として有名である。 気候[編集] 1981年から2010年の30年の平年値で[11]、年平均気温は15.2℃、平均日最高気温は32.3℃、平均日最低気温は-0.8℃、年間降水量は1452mmである[11]。 岡崎市の気象観測極値[12] 要素 観測値 観測年月日 最高気温 39.3℃
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