福岡貨物ターミナル駅 – Wikipedia

福岡貨物ターミナル駅

歩道橋から構内を望む(2017年5月18日)

ふくおかかもつターミナル
Fukuoka Kamotsu Terminal
千早(操) (2.2 km)
所在地 福岡市東区箱崎ふ頭二丁目3-2
所属事業者 日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 鹿児島本線貨物支線
(博多臨港線)
キロ程 3.7 km(香椎起点)
電報略号 フレ
駅構造 地上駅
開業年月日 1975年(昭和50年)3月10日
備考 貨物専用駅
テンプレートを表示

福岡貨物ターミナル駅(ふくおかかもつターミナルえき)は、福岡県福岡市東区箱崎ふ頭二丁目に駅事務所を置く日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である。鹿児島本線貨物支線(博多臨港線)の終着駅で、福岡県の鉄道貨物輸送の拠点駅の一つである。

  • 1975年(昭和50年)3月10日 – 国鉄の駅として開業[1]
  • 1987年(昭和62年)4月1日 – 国鉄分割民営化によりJR貨物の駅となる。
  • 1989年(平成元年)8月 – 香椎機関区が、香椎操車場から当駅構内に移転し、福岡機関区に改称[2]。検修庫が設置される。
    • 機関車の配置はなく博多臨港線のディーゼル機関車の運転業務及び貨車の検修業務を所管[3]
  • 1995年(平成7年)3月 – 福岡貨物ターミナル駅と福岡機関区を統合し、福岡総合鉄道部を設置[2]
  • 2011年(平成23年)3月 – 鹿児島本線の貨物輸送力増強事業が完了し、本州方面との間で1,300t列車(コンテナ車26両編成)の運行を開始[4]

地上駅。コンテナホームは3面あり、島式2面、単式1面となるように荷役線が5本接している[5]。ホームは駅構内の北側にあり、南側は着発線となっている[5]。着発線は8本ある[5]

ホーム上にはコンテナの検修庫、着発線の西側には貨車の検修庫が置かれている[5]。営業窓口であるJR貨物九州北部支店も駅構内にある[6]

取扱貨物の種別[編集]

  • 鉄道コンテナ貨物
    • 12ftコンテナ、20ft・30ft大型コンテナ、20ft・40ft海上コンテナを取り扱う。これはJR貨物が取り扱う全種類のコンテナである。
  • 産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ている。

貨物列車[編集]

2014年3月15日改正時点では、高速貨物列車のみ1日21往復発着するほか、臨時列車の設定もある[7]

上り列車の行き先は、東京貨物ターミナル駅が最多で、大阪貨物ターミナル駅や名古屋貨物ターミナル駅、新潟貨物ターミナル駅、仙台貨物ターミナル駅、札幌貨物ターミナル駅などがある[7]。なお、鹿児島本線を当駅以南(熊本駅など)へ向かう貨車の多くは当駅を経由し継走されるが、その逆、本州方面へ向かう場合は直通列車で輸送されることが多い。

トラック集配エリア[編集]

福岡市を中心とする福岡県西部をエリアとしている。また新福岡郵便局への郵便物も当駅より運ばれている。

駅は博多港箱崎埠頭に立地しており、周囲は日本通運など運送業者の施設が集まっている。駅の西側及び北側は福岡高速道路が通り、東側は国道3号、その東側を西鉄貝塚線・福岡市地下鉄箱崎線が通っている。最寄駅は貝塚駅や箱崎九大前駅である。

現存区間[編集]

日本貨物鉄道(JR貨物)
鹿児島本線(博多臨港線)
千早操車場 – 福岡貨物ターミナル駅

廃止区間[編集]

日本貨物鉄道(JR貨物)
鹿児島本線(博多臨港線)
福岡貨物ターミナル駅 – 博多港駅
[脚注の使い方]
  1. ^ 「福岡貨物ターミナル 3月10日に開業」『交通新聞』交通協力会、1975年1月29日、1面。
  2. ^ a b 『鉄道ピクトリアル』2000年1月号(No.680)p.36
  3. ^ 『鉄道ピクトリアル』1992年3月臨時増刊号(No.557)p.46
  4. ^ Logistics Today『JR貨物、長編成列車の福岡延長工事が竣工』(2021年4月11日閲覧)
  5. ^ a b c d 『2007貨物時刻表』 鉄道貨物協会、p.305
  6. ^ 日本貨物鉄道(株)「エリア別サービス案内」(2021年2月17日閲覧)
  7. ^ a b 『貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2014年、 74-81頁。

関連項目[編集]

  • 日本の鉄道駅一覧