国道50号 – Wikipedia

国道50号(こくどう50ごう)は、群馬県前橋市から茨城県水戸市に至る一般国道である。

茨城県水戸市大塚町
水戸バイパス分岐点付近
(2015年5月)

沿線は北関東3県の人口密度が比較的高い地域となっており、また沿線に内陸工業地域が連なることもあって、常に一定の交通量がある。栃木県内では各種バイパスが整備され(「バイパス」の項目参照)立体交差が連続し、小山市街地等、一部を除き流れの良く快適に走行できる区間がある。反面、群馬県や茨城県内に残る未整備の2車線区間は慢性的に流れが悪くなっている。

群馬県内ではこの道路に並行する形で北関東自動車道が整備され、群馬県内の2車線区間は渋滞は多少解消した[1]。しかし、栃木県内や茨城県内ではこの道路と北関東自動車道との並行区間が短い。栃木県内は前述のバイパス整備により比較的快適に走行できるが、茨城県内は結城市で結城バイパスが完成、筑西市内で下館バイパスが整備中である他、桜川筑西インター付近が拡幅されている(岩瀬バイパスの項参照)程度で、他は対面通行道路が多く、流れは悪い。

北関東自動車道は佐野田沼IC – 太田桐生IC間が2011年3月19日の開通をもって全線開通となり、トラックやバスなどの大型車や遠距離まで行く乗用車などはそちらを利用することが望まれているため、当道路の混雑は解消される模様である。

全線が指定区間に指定されている。

路線データ[編集]

一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

  • 1953年(昭和28年)5月18日 – 二級国道122号前橋水戸線(群馬県前橋市 – 茨城県水戸市)に指定される。
  • 1963年(昭和38年)4月1日 – 二級国道122号を昇格し、一級国道50号(群馬県前橋市 – 茨城県水戸市)として再指定される。なお、改番に伴い国道122号は栃木県日光市 – 東京都豊島区の区間となる。
  • 1965年(昭和40年)4月1日 – 道路法改正によって一級・二級の区別がなくなり、一般国道50号(群馬県前橋市 – 茨城県水戸市)となる。
  • 1970年(昭和45年)2月19日 – 茨城県西茨城郡岩瀬町大字水戸 – 笠間市稲田の道路改良により、旧道(10.3 km)を県に移管[4]
  • 1972年(昭和47年)7月8日 – 笠間バイパスの全線(笠間市大字飯合 – 大字笠間)が開通[5]

路線状況[編集]

別名[編集]

  • 黄門さん通り(茨城県水戸市内)

バイパス道路[編集]

重複区間[編集]

  • 国道122号(群馬県桐生市・広沢町四丁目交差点 – 群馬県太田市・只上交差点)
  • 国道400号(茨城県水戸市・中央郵便局前交差点 – 茨城県水戸市・水戸駅前交差点)

道路施設[編集]

主な橋梁[編集]

  • 群馬県
    • 観音橋(桃ノ木川、前橋市)
  • 栃木県
  • 茨城県

道の駅[編集]

交通量[編集]

24時間自動車類交通量(台/日)[6]

地点 台数
群馬県前橋市三河町二丁目5-2 40,393
群馬県前橋市東大室町1268-1 22,593
群馬県桐生市広沢町三丁目3818 41,497
栃木県佐野市高橋町1054 48,381
栃木県小山市大字上泉751 37,500
栃木県小山市大字犬塚981 44,705
茨城県結城市大字結城 18,338
茨城県桜川市上野原地新田311 23,649
茨城県桜川市加茂部528 16,631
茨城県笠間市小原4482 22,873

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

交差する道路の特記がないものは市道。

群馬県区間
栃木県区間
茨城県区間

ギャラリー[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ 2005年3月28日に、真壁郡関城町・明野町・協和町と合併して、筑西市となる。
  3. ^ a b c d e f g 2020年3月31日現在
  4. ^ 前橋方面からは熊谷方面のみ進行可。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]