ビュッシュ・ド・ノエル – Wikipedia

ビュッシュ・ド・ノエル

ビュッシュ・ド・ノエル

ビュッシュ・ド・ノエル

ビュッシュ・ド・ノエル (仏: bûche de Noël) は、クリスマスに作られる木を模したケーキ[1]ブッシュ・ド・ノエルとも[1][2]

フランス語でノエルが「クリスマス」、ビュッシュは「木(丸太)」で「クリスマスの木」の意[1]。その名の通り丸太(または、切り株、木の薪)の形をイメージしている。基本的にクリスマスケーキとして食べられる。他のケーキ同様に洋菓子店で売られるが、一部出来合いの材料を使うことで、家庭でも比較的簡単に作ることができる。

輪切りにしていない長いままのロールケーキの表面をココアクリーム(ココアで茶色く着色したバタークリーム)で覆い、そこにフォークでひっかくようにして波型の筋をつけて、樹皮をかたどる。さらに枝を模したチョコレートや、雪を模したホイップクリームや粉砂糖でデコレーションして作られる。また、斧や樵の飾りが付けられることもある。

なぜ丸太の形なのかについては幾つかの説があるが、クリスマスがキリスト教以前の冬至祭を起源とするのと同様、もともと北欧の古い宗教的慣習「ユール」で使われた丸太を、田舎の風習を守るためにパリのお菓子屋が「ユール・ログ」(「ユールの丸太」)[3]をかたどって作ったもの。もう一つには「キリストの誕生を祝い、幼い救世主を暖めて護るため、暖炉で夜通し薪を燃やした」ことに由来するとも言われる。

  1. ^ a b c ブッシュドノエル”. NHK徳島放送局. 2019年11月10日閲覧。
  2. ^ みんな!ゴハンだよ ブッシュ・ド・ノエル|NHKあさイチ” (日本語). NHKあさイチ. 2019年12月24日閲覧。
  3. ^ デズモンド・モリス『クリスマス・ウォッチング』(扶桑社)「11 ユール・ログの由来は男だろうか?」。

関連項目[編集]