胞衣壺 – Wikipedia

秋田城から出土した胞衣壺

胞衣壺(えなつぼ)は、胞衣(人間の胎盤、後産)を埋納する際に納める容器(壺)。

生まれた子供の健やかな成長や立身出世を祈り、家の間口や土間に埋納する習俗において用いられた。胎盤と共に銭貨を埋納する場合や[1][2][3]、神社に納められる場合もある(胞衣塚)[4]

日本では縄文時代中期の埋甕に遡り、古代には埋納方法が確立し、平城京や秋田城跡(秋田県秋田市)、長岡京跡(京都府向日市・長岡京市)などの他、各地の町屋跡から出土している[5][6]

関連項目[編集]

  • 胎盤・臍帯
  • 土器 – 壺
  1. ^ 小郡に旅籠のにぎわい再び 「旧松崎油屋」来春復元 企画展開催中 特別公開や討論会も
  2. ^ 川の港、鰍沢河岸跡(かじかざわかしあと)
  3. ^ 吉身西遺跡発掘調査現地説明会資料
  4. ^ 胞衣塚
  5. ^ (71)胞衣壺
  6. ^ 胞衣壷(えなつぼ)