北山監守 – Wikipedia

北山監守(ほくざんかんしゅ)は、尚巴志が琉球を統一後、旧北山国(現今帰仁村を中心とした沖縄本島北部)の監視及び統治を目的として設けた琉球王国の官職である。王族から任命されることが多く、今帰仁城を拠点としていた。

尚忠を監守として送ったのが最初(『中山世譜』『球陽』、碑文『山北今帰仁城監守来歴碑記』)。

薩摩軍の琉球侵攻(琉球征伐)の際は、北山監守の今帰仁朝容(向克祉)が死亡したとされる。

今帰仁朝幸(向従憲)が就任したのを最後にその後、1665年に廃止された。

江戸時代の大坂城代と性格が似ている。

北山監守一覧[編集]

詳細な監守一覧については「北山世主」を参照。

主な北山監守[編集]

  • 尚忠
  • 護佐丸
  • 今帰仁朝典
  • 今帰仁朝幸

参考文献[編集]

  • 大石直正 高良倉吉 高橋公明 『日本の歴史14 周縁から見た中世日本』 講談社 2001年 ISBN 4-06-268914-6 pp.173 – 174.

関連項目[編集]

  • 琉球国の政治
  • 琉球の位階
  • 琉球の地頭一覧
  • 山北今帰仁城監守来歴碑記