らーめん缶 – Wikipedia

らーめん缶(らーめんかん)とは、ラーメンを模した缶詰である。

「麺屋武蔵」の店主が新潟県中越地震のボランティアに参加した際の経験から発案した製品であり、フジタカと企画会社UMAI FUが2007年に企画・発売した「札幌らーめん缶」がその走りである。麺は小麦粉ではなくこんにゃくを使用しているために伸びる事が無く、缶の上部には折りたたみフォークを添付している。

発売時には、フジテレビのスーパーニュースにて秋葉原にあるカフェメイリッシュのスタッフに試食させ、放映時には未入荷だったが「秋葉原で大人気のラーメン缶」と紹介された。

その後、おでん缶等のメーカーの天狗缶詰をはじめ、他の会社も同様の缶食品で追随した。麺にこんにゃくを用い、缶に折りたたみフォークがシュリンクパックされている等、基本的な仕様は他社のものもほぼ共通している。また、フジタカ・UMAI FUも東京風・博多風など各種ラインナップを拡充。蕎麦・うどんなどの他の麺類を模した物も発売された。

フジタカ製のものは地域のたばこ店でのたばこ売上減少の代替手段として、主にたばこ店の自動販売機を中心に各地で販売された。その一部の設置先はフジタカの公式サイトに掲載されていた。

その他、他社製品も含めて一部のコンビニエンスストアなどでも販売されている。また、災害時用の非常食として売られていたこともある。

秋葉原界隈ではおでん缶ブームの影響もあり、自動販売機のほか、パソコンショップなどの店頭で売られていたことがある。

2010年2月現在、ウマイ製のラーメン缶は発売が終了している。自動販売機には投入されていない。

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