風の刑事・東京発! – Wikipedia

風の刑事・東京発!』(かぜのけいじ とうきょうはつ!)は、1995年10月18日から1996年3月20日まで、テレビ朝日系列で毎週水曜21:00 – 21:54(JST)に全20話が放送された、テレビ朝日・東映制作の連続テレビドラマである。

1988年から1995年まで水曜21時台にて放送されていた『さすらい刑事旅情編』シリーズに続き、東京駅の鉄道警察隊が活躍する刑事ドラマとして制作された作品で、音楽も同シリーズを手掛けた京田誠一が担当していたことから、同シリーズからも劇伴(BGM)が一部流用されている。舞台となる警視庁鉄道警察隊東京駅分室は『さすらい刑事』シリーズの東京丸の内分駐所と同じようなセットではあるが、机の配置や出入り口の位置が全く異なっていた。

同時間帯における鉄道警察隊を題材としたドラマ、並びにフィルム撮影による制作体制は本作品が最後となり、VTR撮影に移行した『はぐれ刑事純情派』第9シリーズを挟んで、本作品と同じく柴田恭兵が主演を務める『はみだし刑事情熱系』シリーズがスタートした。

キャスト[編集]

風間 大輔
演 – 柴田恭兵
階級は警部補。本庁捜査一課から鉄道警察隊に転任してきた刑事。転任理由は犯罪の多様化に対処するための増員であるが、自らの警官としての原点である岩下巡査長と一緒に仕事をしたいために志願したという経緯を持つ。しかし岩下は赴任早々に殉職、これが風間にとって鉄道警察隊としての最初の事件となった。妻がいたが死別しており、現在は父親と同居している。鉄道愛好家でもある。
沖田 拓郎
演 – 岡本健一
階級は巡査。風間とコンビを組む刑事。牛乳をいつも飲んでいる。
松本 敬三
演 – 中野英雄
階級は巡査長。辛抱できないタイプで禁煙を続けられなかったり、捜査対象から目を離す一面も。妻帯者であり、極度の恐妻家。結婚式では田島が仲人を努めた。
藤村 真奈美
演 – 大寶智子
巡査。
神高 直子
演 – 萬田久子
東京駅の診療所「丸の内ステイション医務室」に勤務する医者。
菅原 和夫
演 – 渡辺哲
巡査部長。強面の風貌のためか、劇中、事件の聞き込みの際に訪れた保育園で関係者の子供と思われる園児に接しようとしたところ、保育士に不審人物と間違えられる描写があった[1]
三輪 伸介
演 – 唐木淳
巡査。菅原とコンビを組み、警察学校を首席で卒業した秀才肌の刑事。頭は良いが現場での活躍は…。
田島 善造
演 – 柄本明
警部補。鉄道警察隊東京駅分室の主任。部下を怒鳴ったりしている。分室にいない時は診療所にいる事が多く、精神安定剤をもらいに来るのが表向きの理由だが、神高に会いに来ている。
風間 良輔
演 – 西村晃(病気のため途中降板)
大輔の父。息子とは同居しているが、釣りなどの理由で突然行先を告げずに自宅を出る事もしばしばである[2]。息子が行く先々で死体に遭遇する事を気にしている。プレイボーイを自称しており、時折息子に自慢する一面もある[3]
小田陽子
演 – 八木沢れいな
婦警
ナレーション
声 – 小林研二

スタッフ[編集]

ネット局[編集]

系列は放送当時のもの。

放送日程[編集]

平均視聴率10.5%。

2015年3月現在までに、以下の専門局にて再放送が行われた。

  1. ^ 第1話より。
  2. ^ 第11話より。
  3. ^ 第10話より。
テレビ朝日系列 水曜21:00 – 21:54
(水曜21時枠刑事ドラマ)
前番組 番組名 次番組

風の刑事・東京発!
(1995年10月18日 – 1996年3月20日)

はぐれ刑事純情派
(第9シリーズ)
(1996年4月10日 – 1996年9月25日)