オキナワハイネズ – Wikipedia

オキナワハイネズ(沖縄這杜松、学名:Juniperus taxifolia var. lutchuensis)は、ヒノキ科ビャクシン属の針葉樹。

日本の本州太平洋側、伊豆諸島、南西諸島の種子島から沖縄島、慶良間諸島に生育する日本固有変種である。海岸沿いの砂浜や岩場、原野に生育する。雌雄異株の常緑低木で、幹は匍匐性で高さ1m程度、長さ2〜4m程度にまで成長する。葉は針形で、長さ8〜14mm、3個輪生し、葉の裏面は2条の白線があることが特徴。球果は球形で直径10mm内外、紫褐色に熟す。

生育環境である海岸域が護岸工事等により減少していると、また、本変種が園芸・盆栽に用いられることから、過度な採取により個体数・生育地ともに減少している。

保全状況評価[編集]

DATA DEFICIENT (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))[1]

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下記の日本の地方公共団体が作成したレッドデータブックに掲載されている。

参考文献[編集]

  • 沖縄県文化環境部自然保護課編 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、2006年。
  • 大野照好監修・片野田逸郎著 『琉球弧・野山の花 from AMAMI』 株式会社南方新社、1999年。

外部リンク[編集]