マテウス・ガムロット – Wikipedia

マテウス・ガムロットMateusz Gamrot、1990年12月11日 – )は、ポーランド共和国の男性総合格闘家。ドルヌィ・シロンスク県クドバ=ズドルイ出身。アメリカン・トップチーム/レッド・ドラゴン・ポズナン所属。UFC世界ライト級ランキング12位。元KSWライト級王者。元KSWフェザー級王者。

中学生の頃からフリースタイルレスリングを経験。その後、レスリングでポーランド代表チームに選抜され、ポーランドのレスリングジュニア選手権、ユース選手権でメダルを獲得した。2011年から総合格闘技のトレーニングを始め、2012年(71kg級)、2013年(70kg級)のアマチュア総合格闘技ヨーロッパ選手権で金メダルを獲得し、2014年、アブダビコンバットの欧州選手権(77kg級)で優勝するなどグラップリングでも活躍した[2]

総合格闘技[編集]

2012年、 プロ総合格闘技デビュー。

KSWライト級王座獲得[編集]

2016年5月27日、KSW 35のKSWライト級王座決定戦でマンスール・バルナウイと対戦し、3-0の判定勝ち。王座獲得に成功した。

2016年10月1日、KSW 36のKSWライト級タイトルマッチで挑戦者ヘナート・ゴメス・ガブリエルと対戦し、ヒールフックで2R一本勝ち。王座の初防衛に成功した。

2017年5月27日、KSW 39のKSWライト級タイトルマッチで挑戦者ノーマン・パークと対戦し、3-0の判定勝ち。2度目の王座防衛に成功した。

2018年3月3日、KSW 42のKSWライト級タイトルマッチで挑戦者グルゼゴルツ・スズラコウスキーと対戦し、キーロックで4R一本勝ち。3度目の王座防衛に成功した。

KSWフェザー級王座獲得・二階級制覇[編集]

2018年12月1日、KSW 46のKSWフェザー級王座決定戦でクレベル・コイケと対戦。スタンドの攻防で終始圧倒し3-0の5R判定勝ち。ライト級に続いてフェザー級の王座獲得に成功し、KSW二階級制覇を達成した。

2020年8月29日、KSW 54のKSWライト級タイトルマッチで挑戦者マリアン・ジョルコフスキと対戦し、3-0の5R判定勝ち。4度目の王座防衛に成功した。

UFC[編集]

2020年10月18日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Ortega vs. The Korean Zombieでグラム・クタテラーゼと対戦。接戦を繰り広げたが、僅差で1-2の判定負け。キャリア初黒星を喫したものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2021年4月10日、UFC on ABC: Vettori vs. Hollandでスコット・ホルツマンと対戦し、右ストレートでダウンを奪いパウンドで2RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2021年7月17日、UFC on ESPN: Makhachev vs. Moisésでジェレミー・スティーブンスと対戦し、キムラロックで1R一本勝ち。2試合連続のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2021年12月18日、UFC Fight Night: Lewis vs. Daukausでライト級ランキング12位のディエゴ・フェレイラと対戦し、ボディへの膝蹴りで2RTKO勝ち。

人物・エピソード[編集]

総合格闘技 戦績
22 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
20 7 5 8 0 0 1
1 0 0 1 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ディエゴ・フェレイラ 2R 3:26 TKO(ボディへの膝蹴り) UFC Fight Night: Lewis vs. Daukaus 2021年12月18日
ジェレミー・スティーブンス 1R 1:05 キムラロック UFC on ESPN 26: Makhachev vs. Moisés 2021年7月17日
スコット・ホルツマン 2R 1:22 KO(右ストレート→パウンド) UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland 2021年4月10日
× グラム・クタテラーゼ 5分3R終了 判定1-2 UFC Fight Night: Ortega vs. The Korean Zombie 2020年10月18日
マリアン・ジョルコフスキ 5分5R終了 判定3-0 KSW 54
【KSWライト級タイトルマッチ】
2020年8月29日
ノーマン・パーク 3R 3:02 TKO(ドクターストップ) KSW 53 2020年7月11日
クレベル・コイケ 5分5R終了 判定3-0 KSW 46
【KSWフェザー級王者決定戦】
2018年12月1日
グルゼゴルツ・スズラコウスキー 4R 4:15 キーロック KSW 42
【KSWライト級タイトルマッチ】
2018年3月3日
ノーマン・パーク 2R 4:39 ノーコンテスト(偶発的なサミング) KSW 40 2017年10月22日
ノーマン・パーク 5分3R終了 判定3-0 KSW 39
【KSWライト級タイトルマッチ】
2017年5月27日
ヘナート・ゴメス・ガブリエル 2R 3:46 ヒールフック KSW 36
【KSWライト級タイトルマッチ】
2016年10月1日
マンスール・バルナウイ 5分3R終了 判定3-0 KSW 35
【KSWライト級王座決定戦】
2016年5月27日
マリフ・ピラエフ 2R 3:21 TKO(パウンド) KSW 32 2015年10月31日
ホドリゴ・カルバレイロ・コヘイア 3R 4:54 TKO(パウンド) KSW 30 2015年2月21日
ウカシュ・クレウィッキ 5分3R終了 判定3-0 KSW 29 2014年12月6日
ティム・ニューマン 1R 1:37 ヒールフック Cage Warriors 72 2014年9月13日
ジェファーソン・ジョージ 5分3R終了 判定3-0 KSW 27 2014年5月17日
アンドレ・ウィナー 5分3R終了 判定3-0 KSW 24 2013年9月28日
マテウシュ・ザワツキ 2R 5:00 TKO(コーナーストップ) KSW 23 2013年6月8日
トマシュ・デアーク 5分2R終了 判定3-0 XFS – Night of Champions 5 2012年10月20日
トマシュ・マツゼフスキ 1R 1:11 ギロチンチョーク XFS – Night of Champions 4
【NoCライト級トーナメント決勝】
2012年4月21日
アルビ・シャマエフ 2R 3:57 TKO(ドクターストップ) XFS – Night of Champions 3 2012年2月4日

獲得タイトル[編集]

総合格闘技[編集]

アマチュア総合格闘技[編集]

レスリング[編集]

  • ポーランドシニアカップ 66kg未満級 3位(2008年)
  • ポーランド国際ジュニア選手権 66kg未満級 2位(2009年)
  • ポーランドジュニア選手権 66kg未満級 3位(2010年)
  • ポーランドユース選手権 1位(2010年)
  • ポーランドジュニア選手権 74kg未満級 2位(2010年)

グラップリング[編集]

  • ポーランド選手権 ノーギ 74kg未満級 青帯部門 1位(2012年)
  • FILA欧州選手権 ノーギ 1位(2013年)
  • ポーランド選手権 77kg未満級 1位(2013年)
  • ADCC欧州選手権 77kg級 1位(2014年)
  • ADCC欧州選手権 76.9kg級 3位(2015年)
  • ADCC欧州選手権 77kg級 2位(2018年)
  • ADCC欧州選手権 77kg級 1位(2019年)
  • UFCパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(2回)
  • UFCファイト・オブ・ザ・ナイト(1回)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]