朝倉かすみ – Wikipedia
朝倉 かすみ(あさくら かすみ、1960年[1]8月10日[2] – )は、日本の小説家。北海道小樽市出身[3]。本名は朝倉香純[4]。
北海道札幌手稲高等学校卒業[5]。北海道武蔵女子短期大学教養学科卒業[6]。高校・短大時代は石狩市で過ごす[7]。卒業後は様々な職を経験する[7]。30歳のとき小説を書き始め31歳から創作教室に通う。39歳で結婚し40歳でデビューした[8]。
2003年、「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞受賞[9]。2004年、「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞受賞[10]。2009年、「田村はまだか」で第30回吉川英治文学新人賞受賞[11]。2017年、『満潮』で第30回山本周五郎賞候補。2019年、『平場の月』で第32回山本周五郎賞受賞[1]、第161回直木賞候補、第4回北海道ゆかりの本大賞受賞。
以前は、北海道テレビ放送(HTB)の番組審議会委員を務めていた[12]。
小説[編集]
長編[編集]
- ほかに誰がいる(2006年9月 幻冬舎 / 2008年2月 幻冬舎文庫)
- そんなはずない(2007年6月 角川書店 / 2010年7月 角川文庫)
- 好かれようとしない(2007年11月 講談社 / 2011年2月 講談社文庫)
- ロコモーション(2009年1月 光文社 / 2012年1月 光文社文庫)
- ともしびマーケット(2009年7月 講談社 / 2012年6月 講談社文庫)
- 深夜零時に鐘が鳴る(2009年11月 マガジンハウス)
- 感応連鎖(2010年2月 講談社 / 2013年2月 講談社文庫)
- とうへんぼくで、ばかったれ(2012年5月 新潮社)
- 幸福な日々があります(2012年8月 集英社 / 2015年8月 集英社文庫)
- てらさふ(2014年2月 文藝春秋 / 2016年8月 文春文庫)
- 遊佐家の四週間(2014年7月 祥伝社 / 2017年7月祥伝社文庫)
- 地図とスイッチ(2014年11月 実業之日本社)
- 乙女の家(2015年2月 新潮社 /2017年8月 新潮文庫)
- 満潮(2016年12月 光文社)
- ぼくは朝日 (2018年11月 潮出版社)
- 平場の月 (2018年12月 光文社 /2021年11月 光文社文庫)
短編集[編集]
- 肝、焼ける(2005年11月 講談社 / 2009年5月 講談社文庫)
- 田村はまだか(2008年2月 光文社 / 2010年11月 光文社文庫) – 連作短編集
- タイム屋文庫(2008年5月 マガジンハウス / 2019年1月 潮文庫) – 連作短編集
- 夫婦一年生(2008年8月 小学館 / 2010年4月 小学館文庫) – 連作短編集
- エンジョイしなけりゃ意味ないね(2008年11月 幻冬舎 / 2011年8月 幻冬舎文庫)
- 玩具の言い分(2009年5月 祥伝社 / 2012年7月 祥伝社文庫)
- 静かにしなさい、でないと(2009年9月 集英社 / 2012年9月 集英社文庫)
- 声出していこう(2010年8月 光文社 / 2013年8月 光文社文庫) – 連作短編集
- 夏目家順路(2010年10月 文藝春秋 / 2013年4月 文春文庫) – 連作短編集
- 少しだけ、おともだち(2012年10月 筑摩書房 /2016年11月 ちくま文庫)
- わたしたちはその赤ん坊を応援することにした(2015年2月 幻冬舎)
- 植物たち(2015年12月 徳間書店 / 2019年3月 徳間文庫)
- たそがれどきに見つけたもの(2016年2月 講談社)
- 少女奇譚 あたしたちは無敵(2016年6月 KADOKAWA/角川書店)
エッセイ[編集]
アンソロジー[編集]
「」内が朝倉かすみの作品
- COLORS(2008年4月 ホーム社 / 2009年10月 集英社文庫)「ふかみどりどり」
- utage・宴―北の作家書下ろしアンソロジー<vol.1>(2008年10月 柏艪舎)「おまえ、井上鏡子だろう」
- 好き、だった。―初めての失恋、七つの話(2010年2月 MF文庫ダ・ヴィンチ)「ノベライズ」
- 人はお金をつかわずにはいられない(2011年10月 日本経済新聞出版社)「おめでとうを伝えよう!」
- 泥酔懺悔(2012年11月 筑摩書房)「無理」
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