エマニュエル・マタディ – Wikipedia

エマニュエル・マタディEmmanuel Matadi、1991年4月15日 ‐ )は、リベリア・モンロビア出身の陸上競技選手。専門は短距離走。100mで10秒01、200mで20秒44の自己ベストを持つ。2016年リオデジャネイロオリンピックのリベリア代表。

高校時代まで[編集]

リベリアに生まれ育つも、リベリア内戦の影響で7歳の時にアメリカに移住した[1]

当初はアメリカンフットボールを中心に取り組んでいた。しかし、高校2年生の時から陸上競技を本格的に取り組み始めると、2009年のミネソタ州高校リーグ( (Minnesota State High School LeagueのクラスAA男子100mでチャンピオンに輝くなど活躍した[2]

2015年以降[編集]

2015年5月の全米学生(NCAA)選手権の2部に出場すると、男子100mを10秒21(+2.4)、男子200mを20秒54(0.0)でそれぞれ制して2冠を達成した[3]

2016年6月11日からリベリア代表として大会に出場することが可能となり[4][5]、約10日後のアフリカ選手権に初めてリベリア代表として出場した。男子100mは決勝に進出するも10秒24(+2.4)の5位(4位と同タイム着差あり)でメダルを逃したが、男子200mでは100mに続いて決勝に進出すると、ウェイド・バンニーキルク(20秒02)、アダマ・ジャメ英語版(20秒45)に次ぐ20秒55(+1.8)で銅メダルを獲得した[6]

2016年8月のリオデジャネイロオリンピックではリベリア代表選手団の旗手を務めた[7]。出場した男子100mは10秒31(-0.5)で予選敗退に終わり[8]、男子200mは自己ベスト(20秒44)に迫る20秒49(+0.3)のリベリア新記録を樹立するも予選敗退に終わった[9]

2018年12月、アメリカのプロレス団体WWEのトライアウトを受験した[10]

自己ベスト[編集]

記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。

リベリア記録[編集]

主要大会成績[編集]

備考欄の記録は当時のもの

注釈[編集]

  1. ^ a b c d 100m(10秒15)と200m(20秒49)と室内60m(6秒67)と室内200m(21秒33)のリベリア記録を上回っているが、リベリア人として競技可能になったのは2016年6月11日からのため[5]、リベリア記録にはならない。

出典[編集]

外部リンク[編集]