レディズ・オブ・ザ・キャニオン – Wikipedia

レディズ・オブ・ザ・キャニオン』(Ladies of the Canyon)は、ジョニ・ミッチェルが1970年に発表した3枚目のアルバム。

タイトルの「ザ・キャニオン」は、1960年代に多くのミュージシャンが住んだロサンゼルス郊外のローレル・キャニオン(Laurel Canyon)を指す。ミッチェルも当時ローレル・キャニオンのルックアウト・マウンテン・アヴェニューに家を買い、そこでグラハム・ナッシュと暮らしていた[3]

ロサンゼルスのA&Mスタジオでレコーディングは行われた。エンジニアはヘンリー・レヴィー。収録曲はすべてミッチェルが作詞作曲した。1970年4月に発売され[1][2]、ビルボードのアルバム・チャートの27位を記録した。イギリスでは8位を記録した。

ジャズ・フルート奏者のポール・ホーンがクラリネットとフルートで参加している。

「サークル・ゲーム」は、カナダのフォーク・デュオ、イアンとシルヴィアのアルバム『So Much for Dreaming』(1967年4月発売)に収録されたものが最初に世に出たバージョンである[4]。その後バフィー・セントメリーやトム・ラッシュのカバーなどが続き、本アルバムによってようやくミッチェル自身のバージョンが発表された。同曲のコーラスとしてクレジットされている「The Lookout Mountain United Downstairs Choir」は、デヴィッド・クロスビー、スティーヴン・スティルス、グラハム・ナッシュの3人の別名である[3]

ジャケットの絵は、他の多くの作品と同様、ミッチェル自身が描いている。

アルバム発売と同じ月(1970年4月)に「ビッグ・イエロー・タクシー」がシングルカットされた[5]。B面には「ウッドストック」が収録された。

Side 1
  1. モーニング・モーガンタウン – Morning Morgantown – 3:12
  2. フォー・フリー – For Free – 4:31
  3. 会話 – Conversation – 4:21
  4. レディズ・オブ・ザ・キャニオン – Ladies of the Canyon – 3:32
  5. ウィリー – Willy – 3:00
  6. アレンジメント – The Arrangement – 3:32
Side 2
  1. レイニー・ナイト・ハウス – Rainy Night House – 3:22
  2. プリースト – The Priest – 3:39
  3. ブルー・ボーイ – Blue Boy – 2:53
  4. ビッグ・イエロー・タクシーBig Yellow Taxi – 2:16
  5. ウッドストックWoodstock – 5:25
  6. サークル・ゲームThe Circle Game – 4:50