大松絵美 – Wikipedia

大松 絵美(おおまつ えみ 1993年10月4日 – )は、日本のYouTuber、元お笑いタレント。愛称はエミリン[2]。兵庫県明石市出身[3]。身長158cm、体重58kg[4]

元アミューズ・UUUM所属。現在は無所属で、芸人時代からお世話になっていた通称 T君を始めとした裏方メンバーに支えられながらフリーで活動している。

来歴・人物[編集]

父と姉が警察官、母も元警察官という一家の生まれ[2]。母の出身地の兵庫県豊岡市で生まれ、その後神戸市に移り、3歳の時から明石市に住む[5]。兵庫県立明石高等学校を経て、立命館大学卒業[5][6]

中学生の時は吹奏楽部でトランペット担当、高校生時代はマネージャーとしてサッカー部に入部[5]。中学生時代はAKB48に入りたい夢があったという[7]

子供時代は人前に出る事とは無縁で一人でいる事が好きな性格だった[7]。18歳の時に沢城みゆきの影響で声優になりたい夢を持ち始め、19歳の時に声優養成所のオーディションに合格するも「どうせ熱しやすく冷めやすいあなたの思い付き」と親から反対されて声優の道を断念[7]。その後20歳の時には夢はアナウンサーに変わり、アナウンサーを目指すことと人前に立つための下地を作るために全国のミスコンを受け[7]、大学3年生の時に「有田みかん大使」に選ばれて活動する[3][8]

その後ニュースキャスターを志望し自分でアルバイトをしつつアナウンススクールに通い[7]、福田彩乃の動画をYouTubeで見ていてたまたまたどり着いた「アミューズオーディションフェス2014」のメッセージ動画を見たことをきっかけに同オーディションに応募[9]。大阪会場代表になり、いざ最終審査会の会場へ行った所、見えたのは可愛い子ばかりで、自分の中で「これは無理だ」と思ったことから、出場当日に内容をバラエティーに替えて出場。ミュージカル風やアニメ声で童謡を歌うという芸を披露し、応募総数32,214名の中からバラエティ・タレント・キャスター部門賞を受賞しアミューズ時代は「アミューズの最終兵器」を自称していた[10][11][12]

家族には最初、芸人としてデビューしたことは内緒にしていたということで、両親はオーディションはキャスターとして合格したと思っていたということだったが、大松本人が動画をTwitterにアップロードし最多で約10万人のリツイートがあったことで、これを知った親戚から親に娘が芸人をしていることが伝わったという。なおその後も親から芸人活動を反対されながらも[11][2]、替え歌などの破天荒な動画をネットにアップし続けている[13]。その後芸人としての活動の不振の一方でTwitter投稿の動画が話題となり20万人のフォロワーを集めるようになるが、月収が2万で、また芸人時代ずっと鳴かず飛ばずだった事もあり、2018年にアミューズを退社して普通の社会人になる事を決意[5][7]。クリエイターではなくUUUMの社員としての面接を受けるが、面接官に『勿体ない、1年だけやってみて芽が出なかったら辞めたら良い』と促され[7]、2018年9月5日公開の自身のYouTubeチャンネル「エミリンチャンネル」にてUUUMへの加入を発表。11月より本格的にYoutuberとして活動している[14][7]。その後2020年6月1日にUUUM退社を発表しフリーでの活動に移行。事務所に所属していると、仕事関係はどうしても事務所を通してのやり取りになるので、一緒に仕事をする人たちの顔が見えないことにもどかしさを感じ、お互い顔が見える所で一緒に仕事がしたかったということが退社の理由だったとしている[5]

2021年1月8日、自身のYouTubeチャンネルにおいて、2020年12月29日に撮影した動画で視聴者や撮影者に対して不適切な言動や表現があり、動画自体が炎上する騒動に発展したとして謝罪した[15]。これを受けて1か月間にわたり活動を停止したが、2021年2月4日に活動を再開した[16]

2021年5月3日放送分の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」で、人の意見に流されて声優、アナウンサー、キャスター、お笑い芸人と、やりたい事をコロコロ変える、不思議ちゃんキャラで活動したが、当番組で不思議ちゃんキャラの先輩である小倉優子の不思議ちゃんキャラに圧し潰された授業を見て絶望する、親身になって自分の事を考えてくれた事務所を一方的に辞めてしまう、最初はユーチューバーを馬鹿にしていたことを告白した。ABEMA版では、2021年の春から一番最初になりたかった声優を目指し、声優養成所に通う事を発表した。

趣味・特技は食べ歩き、野球観戦、早口言葉[12]

高校生の頃、指原莉乃の握手会に行ったことがある[17]

駅前での「挨拶運動」を行い「挨拶運動で全国ツアーするのが夢」と話していたこともある[18]

大松自身が東京ディズニーランド好きであることから「ディズニーランドのキャスト(スタッフ)の新人とベテランの違い」としてキャストの物真似ネタを演じたり、『世にも奇妙な物語』『情熱大陸』のテーマ曲に歌詞を付けて、西野カナのような恋愛ソングに替えて歌うなどのネタを披露している[11][19][20]。ネタによっては『ラブライブ!』に出て来るステージ衣装を着て演じることもある[2]。芸人時代は「エミリン星から来たお姫様」といういわゆる不思議キャラで活動していたこともあったが、元々キャラ芸人としてやっていきたくはなかったという思いが強かったことと、このキャラで何とか売り出したいマネージャーとの温度差が大きかったということを自著で明かしている[5]。また2020年現在では、ネタ系以外にも爆食・ファッション・化粧品紹介等の動画も上げている。

EDNA(2020年9月25日-)[21][22]は、エミリンがプロデュースをしているアパレルブランド。

由来・きっかけ[編集]

ピクサーのアニメ映画『Mr. インクレディブル』に出てくる世界的なファッションデザイナー「エドナ・モード」という登場人物の名前が由来。

スーパーヒーローたちのスーツを作っていることから この服を着るとみんなもスーパーヒーローになれる という思いが込められている[23]

ダサいと言われない等身大で普通の服で見る人がみたらオシャレと言われるような、つまりちょうど良い服を作りたいと思ったのがアパレルを始めたいと思った理由[23]

以前までオシャレに全く興味がなく「服は全部ただの布」[23]で自称 オシャレアレルギーだった。

それは周りからの批判から来ており、周りの環境が変わることによりオシャレに正直に生きようという思いが強くなった。DMで以前の自分と同じ悩みを持っている自信のない子達にファッションは楽しいということを共有したいと語っている。

YouTuber ヒカルの紹介で知り合った[24]株式会社 SMbrand代表取締役社長 松田周とタッグを組み、最強の布陣で制作している。

テレビ[編集]

ウェブテレビ[編集]

  • じーとぅえ!(2017年3月13日 – 27日 GYAO!)アシスタント[27]
  • イヌネコ依存中 (2018年2月23日 – 4月27日、Amazonプライム・ビテオ)[28]ナレーション
  • ここは負けても死なないテーマパーク(エミリン名義 2020年11月、宝島社 ISBN 978-4299009869)[29]

外部リンク[編集]