相川英輔 – Wikipedia
相川 英輔(あいかわ えいすけ、1977年(昭和52年)6月29日 – )は、日本の小説家。ローマ字表記は「Eisuke AIKAWA」。千葉県生まれ。福岡県福岡市在住。
西南学院大学商学部卒業、同大学大学院経営学専攻修了。2005年(平成17年)、投稿作「打棒日和」が第35回九州芸術祭文学賞佳作を受賞(大賞作なし)[1]。2013年(平成25年)、投稿作「日曜日の翌日はいつも」が第13回坊っちゃん文学賞佳作を受賞[2]。2015年(平成27年)、第3回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞にて「When the ship comes in」が最終候補作となる[3]。同年、第46回福岡市文学賞小説部門を受賞[4]。受賞理由は、「人間心理を捉える力に秀で、特に青春期の男女が障壁を乗り越えて成長していく姿を描く作風が高い評価を得ているため」とされている[5]。
2020年7月、英語に翻訳されたスペキュレイティブ・フィクション作品を掲載する雑誌「Samovar Magazine」に『Hummingbird』が日本人として初めて掲載される[6]。
作品リスト[編集]
単著[編集]
- ハイキング(2017年10月 惑星と口笛ブックス)
- ハイキング
- 日曜日の翌日はいつも
- ファンファーレ
- 打棒日和
- 雲を離れた月(2018年6月 書肆侃侃房)
- 雲を離れた月
- ある夜の重力
- 7月2日、夜の島で
- エスケイプ
- ハミングバード(2019年2月 惑星と口笛ブックス)シングルカットシリーズ
- ハンナのいない10月は(2020年5月 河出書房新社)
アンソロジー[編集]
※ 「」内が相川英輔の作品
- ヒドゥン・オーサーズ(2017年5月 惑星と口笛ブックス)「引力」
- Japanese Fantasy Drabbles(2020年4月 Black Wings & White Paper Publishing) 「Afternoon Chat」「Their Magic」
- Potato Soup Journal’s Best of 2020 Anthology(2021年6月 Potato Soup Journal) 「A Night at Ayutthaya」
- MONSTER(2021年10月 Blurb) 「Hiking」
雑誌掲載[編集]
- 打棒日和(『文學界』2005年4月号)
- 波と風(『照葉樹二期』第7号2015年)
- エスケイプ(『たべるのがおそい』第3号2017年4月)
- わたがし(『ほんのひとさじ』第6号2017年7月)
- 一番星を見つけるのはいつも熊(『ほんのひとさじ』第7号2017年11月)
- 夜が僕らを試している(『ほんのひとさじ』第8号2018年2月)
- あなたの物語(『ほんのひとさじ』第9号2018年7月)
- 夜のすべて(『ほんのひとさじ』第10号2018年11月)
- イン・ザ・パーク(『ほんのひとさじ』第13号2019年11月)
- 五月の理容店(『ほんのひとさじ』第14号2020年6月)
- さかさまの洗面器(『小説すばる』2021年2月号)
- 瑞獣と祈り(『小説すばる』2021年5月号)
- 理由(『ほんのひとさじ』第16号2021年6月)
- 星は沈まない(『小説すばる』2021年7月号)
- 幽霊の寿命(『小説すばる』2021年9月号)
- 海辺の交番は(『小説すばる』2021年11月号)
- アレロパシー(『小説すばる』2022年1月号)
エッセイ[編集]
- 随筆喫茶「あの日の映画館」(『西日本新聞』2017年9月16日号)
- 一期一衣「山高帽」(『小説すばる』2020年6・7月合併号)
翻訳[編集]
朗読[編集]
その他[編集]
- 7月2日、夜の島で(『2015年度福岡市文学賞受賞記念作品集』2016年3月)
外部リンク[編集]
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