伍代参平 – Wikipedia

伍代 参平(ごだい さんぺい、1958年8月29日[1][2] – )は、日本の元俳優、元子役、タレント。本名及び旧芸名、藤江 喜幸 ふじえ よしゆき[1][2][3]

愛媛県[1]八幡浜市出身[3]。堀越高等学校卒業[1][2]。アワーズに所属していた[1][2]

3歳まで愛媛で過ごし、一家で神奈川県川崎市へ転居[3]。4人兄弟の長男で、幼稚園に入園できない年代であることから、5歳で劇団日本児童に入団する[3][4]。のちに劇団いろはに移籍し[2][3]、1966年、特撮テレビドラマ『快獣ブースカ』(日本テレビ)のチョロ吉役でデビューする[4]。『快獣ブースカ』終了後は『コメットさん』などのテレビドラマに出演。

1969年、テレビドラマ『柔道一直線』(TBS)に、吉沢京子演じる高原ミキの弟・高原三平役でレギュラー出演。当時の紹介記事では「はじめは恥ずかしかったけど、すっかり慣れました。(劇中で)なぞなぞを出してますが、本当は得意じゃないです」と述べている[3]

その後、『繭子ひとり』(NHK)などの数々のドラマや映画に出演、名子役として活躍する。1976年には『忍者キャプター』(東京12チャンネル)において、大山昇(金忍キャプター5)役でレギュラー出演。

1978年、『ナッキーはつむじ風』(TBS)出演中に芸名を「伍代 参平」と改める。

1982年には『大戦隊ゴーグルファイブ』(ANB)で、黄島太(ゴーグルイエロー)役で再びヒーロー役を演じた。プロデューサーの鈴木武幸は、伍代を起用した理由について「メンバーの中に『秘密戦隊ゴレンジャー』のキレンジャーのような三枚目タイプを入れてみようと思ったから」と語っている[5]。ヒーロー役を演じた『忍者キャプター』や『ゴーグルファイブ』では、アクションシーンの多くを自身で演じていた[4]

その後は、俳優のほか、フジテレビ系『美味しんぼ倶楽部』のリポーターや[2]、バラエティー番組などに活動の場を広げた。

しかし、2003年のテレビ神奈川でのリポーターの仕事を最後に仕事が途切れてしまい、やむをえず渋谷でペンキ屋をやっていたところヘルニアを患ってしまう[6]。友人の紹介で関西に行き、幸いヘルニアは治ったものの東京に戻っても仕事がない状態だった[6]。そのためそのまま関西に在住し、兵庫県姫路市で広島風お好み焼きの料理人となる[6]。2006年当時のインタビューでは「いつ仕事がきてもいいように、東京のプロダクションに籍を置いてあります」と語っていた[6]

その後忍者キャプターの共演者、泉敬太 / 風忍キャプター6役の佐藤宏之がファンに「参平に会いたいなぁ」と出雲大介 / 火忍キャプター7役の伴直弥の知人に話したらたまたま東京都新宿区四ツ谷の炉端焼き店で働いていることがわかり、佐藤の誕生日会をこの炉端焼き店で開催し、数十年振りに二人の再会がかなったとのこと。[7]2017年12月24日で9年務めたこの店を退社したとのこと。[8]芸能活動も2012年頃に引退したと佐藤が参加した特撮の座談会にて語っていた。[9]

特技は、柔道(初段)[1]。趣味は、帽子収集、料理。

『忍者キャプター』で共演した伴大介は、伍代について「芸達者で、演技の資質が良いと思った」と述べている[10]。また『ゴーグルファイブ』で共演した春田純一は、芸歴が長いので芝居が安定しており、役と同様の陽気な人物であったと証言している[11]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

その他のテレビ番組[編集]

ラジオ番組[編集]

  1. ^ a b c d e f g 『日本タレント名鑑2000』VIPタイムズ社、2000年、165頁。
  2. ^ a b c d e f g 『テレビ・タレント人名事典』第5版、日外アソシエーツ、2001年、418頁。

    ISBN 978-4-8169-1852-0。

  3. ^ a b c d e f 『福島民報』1970年9月21日付朝刊、7面。
  4. ^ a b c 超世紀全戦隊大全集 1993, p. 186, 「戦隊シリーズ キャストインタビュー 伍代参平」
  5. ^ 「鈴木武幸 スペシャル・インタビュー」『ゴーグルV・ダイナマン・バイオマン大全―東映スーパー戦隊大全<2>』安藤幹夫(編)、双葉社、2004年、11頁。ISBN 978-4575296884。
  6. ^ a b c d 【あの人は今こうしている】伍代参平(ゲンダイネット) – ウェイバックマシン(2007年11月30日アーカイブ分)
  7. ^ 忍者キャプター 風忍 佐藤宏之 さんのお誕生会! 金忍 伍代参平 さんとのツーショット”. 2021年2月11日閲覧。
  8. ^ 本日12月24日をもちまして9年勤めたお店【喜怒哀楽】を退職致します。”. 2021年2月11日閲覧。
  9. ^ 忍者キャプター 人造人間キカイダー キャスト座談会1”. baronbaron.hungry.jp. 2021年2月11日閲覧。
  10. ^ 『スイッチオン! 人造人間キカイダー〜ジロー、旅の途中で』伴大介、角川書店、2001年、100頁。ISBN 4048836943。
  11. ^ 「SPECIAL INTERVIEW’82 春田純一」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1982 大戦隊ゴーグルV』講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2019年9月25日、18-19頁。ISBN 978-4-06-513707-9。

参考文献[編集]