ポール・ブックハイト – Wikipedia

ポール・ブックハイト（英語：Paul Buchheit、1977年11月7日 – ）は アメリカのコンピュータプログラマ、起業家。 Gmailを考案、開発を主導した人物として知られる。Gmailのサービスの一部としてプロトタイプのGoogle AdSenseの開発も手掛けた。また、Googleの有名な企業モットー「邪悪になるな」（Don’t be evil）を考案した人物でもある^[1]。

生まれと学生時代[編集]

ポール・ブックハイトはニューヨークで育った^[2]。その後オハイオ州クリーブランドにあるケース・ウェスタン・リザーブ大学に進学^[3][4]。同大学ボート部のメンバーとして活躍した^[5]。

キャリア[編集]

ポール・ブックハイトはインテルで働き、その後Googleに入社。同社23番目の従業員となった。2001年にGoogleでサービスを開始したGmailは、検索および大容量のデータ保存を通じメールサービスの革新を達成した。また、Google AdSensの開発も行った。 2006年にGoogleを退職した後、2007年にFriendFeedを設立。同社は2009年にFacebook によって買収された^[6]。
2010年にFacebookを去った後は、投資企業のY Combinatorのパートナーとなった。2006年（投資開始時）から2008年まで、彼は32の異なる企業に約121万ドルを投資した^[7]。また彼はエンジェル投資家 として約40（彼自身の推計値）ものスタートアップへの投資事業を行っている^[8]。

表彰[編集]

2011年、エコノミストイノベーションアワード「計算および通信」分野にて受賞^[9]。

その他の分野[編集]

社会には利用可能な労働と資源の一部を使用して、すべての人に適切な食糧、住居、教育、医療を提供する必要があると考えている。以下に引用した文章は、賃金奴隷、日本でいう、いわゆる社畜といった労働者への労働搾取を終わらせることが可能であることを意味している。^[10]

I don’t have to work. I choose to work. And I believe everyone deserves the same freedom I have. If done right, it’s also economically superior, meaning we will all have more wealth. We often talk about how brilliant or visionary Steve Jobs was, but there are probably millions of people just as brilliant as he was. The difference is they likely didn’t grow up with great parents, amazing teachers, and an environment where innovation was the norm. Also they didn’t live down the street from Steve Wozniak. Economically, we don’t need more jobs. We need more Steve Jobs. When we set everyone free, we enable the outliers everywhere. The result will be an unprecedented boom in human creativity and ingenuity.

働かなければならないわけではない。私は働かなければならないのではなく、働くことを選んだのです。そして、誰もが私と同じような自由を得る資格があると信じています。うまくいけば、経済的にも優れており、皆がより多くの富を得ることができるでしょう。よく、スティーブ・ジョブズがいかに優れていたか、先見の明があったかが語られますが、彼と同じように優れた人は何百万人もいるでしょう。その違いは、彼らが偉大な両親、素晴らしい教師、そしてイノベーションが当たり前の環境で育っていないことです。また、スティーブ・ウォズニアックの家の近くに住んでいるわけでもありません。経済的には、私たちはより多くの雇用を必要としていません。もっとスティーブ・ジョブズが必要なのです。誰もが自由になれば、どこにいてもはみ出し者が出てきます。その結果、人間の創造性と独創性が空前のブームになるのです。

— ポール・ブックハイト

参考文献[編集]

外部リンク[編集]