カイル・タッカー – Wikipedia

カイル・タッカー
Kyle Tucker
ヒューストン・アストロズ #30
Kyle Tucker (48784910186) (cropped).jpg

2019年9月21日

基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州タンパ
生年月日 (1997-01-17) 1997年1月17日(25歳)
身長
体重
6′ 4″ =約193 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2015年 MLBドラフト1巡目
初出場 2018年7月7日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
  • ヘンリー・B・プラント高等学校英語版
  • ヒューストン・アストロズ (2018 – )

カイル・ダニエル・タッカーKyle Daniel Tucker, 1997年1月17日 – )は、 アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。MLBのヒューストン・アストロズ所属。

実兄は同じくプロ野球選手のプレストン・タッカー。

高校卒業後には奨学金を得て兄プレストンと同じようにフロリダ大学へ進学の予定だったが[1]、2015年のMLBドラフト1巡目(全体5位)で兄のいるヒューストン・アストロズから指名された[2]。6月15日に契約[3]後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・アストロズでプロデビュー。アパラチアンリーグのルーキー級グリーンビル・アストロズ英語版でもプレーし、2球団合計で63試合に出場して打率.246、3本塁打、33打点、18盗塁を記録した。

2016年はA級クァッドシティ・リバーバンディッツ英語版とA+級ランカスター・ジェットホークスでプレーし、2球団合計で117試合に出場して打率.285、9本塁打、69打点、32盗塁を記録した。

2017年にMLB.comが発表したプロスペクト英語版ランキングでは27位、アストロズの組織内では2位にランクインした[4][5]。シーズンではA+級ビューズクリーク・アストロズ[6]とAA級コーパスクリスティ・フックスでプレーし、2球団合計で120試合に出場して打率.274、25本塁打、90打点、21盗塁を記録した。また、6月29日には同年のオールスター・フューチャーズゲームのアメリカ合衆国選抜に選出された[7]

2018年はAAA級フレズノ・グリズリーズで開幕を迎え、7月7日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[8]。メジャーデビューとなった同日のシカゴ・ホワイトソックス戦では「6番・左翼手」として先発出場すると、初安打と初打点を記録した[9]。この年メジャーでは28試合に出場して打率.141、4打点、1盗塁を記録した。

2019年は22試合に出場して打率.269、4本塁打、11打点、5盗塁を記録した。

2021年は大台となるシーズン30本塁打を記録した。ポストシーズンではチームがワールドシリーズに進出。アトランタ・ブレーブスとのワールドシリーズではナ・リーグであるブレーブスの本拠地で試合を行う際、普段は指名打者のヨルダン・アルバレスが守備に着いた時には起用されたことがあまりない中堅手で起用され、好守を披露することもあった。チームはブレーブスに敗れ、優勝とはならなかった。
オフの11月23日に自身初めてオールMLBチームのセカンドチーム外野手の1人に選出された[10]

選手としての特徴[編集]

高校時代から華麗なスウィングを備え、周囲からは畏怖も込めて「テッド・ウィリアムズ」と呼ばれていた。打撃以外も兄プレストンを上回り、将来の3番打者として期待されている[11]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]















O
P
S
2018 HOU 28 72 64 10 9 2 1 0 13 4 1 1 0 0 6 0 2 13 1 .141 .236 .203 .439
2019 22 72 67 15 18 6 0 4 36 11 5 0 0 0 4 1 1 20 1 .269 .319 .537 .857
2020 58 228 209 33 56 12 6 9 107 42 8 1 0 1 18 2 0 46 2 .268 .325 .512 .837
2021 140 567 506 83 149 37 3 30 282 92 14 2 0 5 53 5 1 90 10 .294 .359 .557 .917
MLB:4年 248 939 846 141 232 57 10 43 438 149 28 4 0 6 81 8 4 169 14 .274 .338 .518 .856
  • 2021年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



一塁(1B) 左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)









2018 HOU 20 18 1 2 0 .905 1 0 0 0 0 —- 3 2 1 0 0 1.000
2019 4 12 1 1 1 .929 11 12 0 0 0 1.000 11 20 1 0 0 1.000
2020 41 76 1 1 1 .987 7 13 1 0 0 1.000
2021 4 8 0 1 0 .889 133 246 6 2 2 .992
MLB 4 12 1 1 1 .929 72 106 2 3 1 .973 5 8 0 1 0 .889 154 281 9 2 2 .993
  • 2021年度シーズン終了時

表彰[編集]

  • オールMLBチーム[12]
    • セカンドチーム外野手:1回(2021年)

記録[編集]

MiLB
  • オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2017年)

背番号[編集]

  • 3(2018年 – 2019年)
  • 30(2020年 – )
  1. ^ ALL-USA Watch: Plant’s Kyle Tucker following his brother’s career arc – USA Today High School Sports – USA Today High School Sports”. USA Today High School Sports (2015年5月15日). 2017年7月6日閲覧。
  2. ^ Astros take OF Kyle Tucker with fifth pick of first round”. Ultimate Astros (2015年6月8日). 2017年7月6日閲覧。
  3. ^ Jose de Jesus Ortiz on (2015年6月15日). “Astros sign draftee Kyle Tucker”. Blog.chron.com. 2017年7月6日閲覧。
  4. ^ 2017 MLB Prospects Watch – 100 Prospects. MLB.com. Retrieved on July 6, 2017.
  5. ^ 2017 MLB Prospects Watch – Houston Astros Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on July 6, 2017.
  6. ^ 2017年よりアストロズ傘下
  7. ^ Moncada, Rosario highlight loaded Futures Game rosters MLB.com (英語) (2017年6月29日) 2017年8月3日閲覧
  8. ^ Chandler Rome (2018年7月7日). “Astros promote Kyle Tucker; option Jake Marisnick to Triple-A Fresno” (英語). The Houston Chronicle. 2018年7月18日閲覧。
  9. ^ Chicago White Sox at Houston Astros Box Score, July 7, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年5月9日閲覧。
  10. ^ Anthony Castrovince (2021年11月24日). “The ’21 All-MLB Team is here. And it’s stacked” (英語). MLB.com. 2021年11月24日閲覧。
  11. ^ 「2017プロスペクト・ランキングTOP100」『隔月刊スラッガー』2017年5月号 日本スポーツ企画出版社 36頁
  12. ^ All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2021年11月27日閲覧。

関連項目[編集]

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 T
  • 兄弟スポーツ選手一覧

外部リンク[編集]