ウクライナ時間 – Wikipedia

冬:西ヨーロッパ時間 (UTC+0)
夏:西ヨーロッパ夏時間 (UTC+1)
空色 通年:西ヨーロッパ時間 (UTC+0)
冬:中央ヨーロッパ時間 (UTC+1)
夏:中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2)
黄土 冬:東ヨーロッパ時間 (UTC+2)
夏:東ヨーロッパ夏時間 (UTC+3)
淡黄 通年:カリーニングラード時間 (UTC+2)
通年:極東ヨーロッパ時間、モスクワ時間 (UTC+3)

冬のヨーロッパ各国の標準時と地方平均時との差を示している。西ヨーロッパとヨーロッパロシアの大部分は、標準時が現地の太陽時間よりもはるかに早くなっている。

標準時と現地の地方平時との差
-1時間30分
0時間30分
+1時間30分
+2時間30分

ウクライナ時間(ウクライナじかん)は、冬季にはUTC+2を、夏時間にはUTC+3を使用している。ウクライナではキエフ時間(ウクライナ語: Київський час)とも呼ばれていて、東ヨーロッパ時間の一部となっている。夏時間は、3月の最終日曜日の03:00(EET)から、10月の最終日曜日の04:00(EEST)まで実施される。

ウクライナの国土は経度でおよそ17度の幅があり太陽時間は東端と西端で1.2時間の差がある。また、地理的に国土のほぼ95%は、東ヨーロッパ時間帯に位置している。ザカルパッチャ州の一部は中央ヨーロッパ時間帯に、ルハーンシク州、ドネツィク州の大部分、ハルキウ州の一部は、極東ヨーロッパ時間帯に地理的に位置している。ただし、標準時には東ヨーロッパ時間が採用されている。

  • 東端:ルハーンシク州Milove郡 – 東経40度11分53秒
  • 西端:ザカルパッチャ州ウージュホロド郡英語版ソロモノヴォ英語版 – 東経22度09分50秒
  • ウクライナの南極基地であるベルナツキー基地はUTC-4に属している。

ウクライナでは夏時間は1980年代初頭に導入された[1][2]。2011年9月20日、ヴェルホーヴナ・ラーダ(ウクライナ最高議会)は、東ヨーロッパ夏時間を通年の標準時にすることを決定した[1][3]。2011年10月18日、議会はこれらの計画を否決した[2][4]

IANA time zone database[編集]

tz databaseのzone.tab英語版には以下の4つのウクライナの標準時が含まれている。

国コード 座標 TZ 注釈 協定世界時との差 夏時間 備考
UA +5026+03031 Europe/Kiev 大部分の地域 +02:00 +03:00
UA +4457+03406 Europe/Simferopol クリミア +02:00 +03:00
UA +4457+03406 Europe/Uzhgorod トランスカルパチア +02:00 +03:00 1990/1991年に中央ヨーロッパ時間を使用したため
UA +4750+03510 Europe/Zaporozhye ザポロージエとルガンスク東部 +02:00 +03:00
[脚注の使い方]
  1. ^ a b Ukraine cancels use of daylight saving time, キーウ・ポスト (2011年9月20日)
  2. ^ a b Ukraine to return to standard time on Oct. 30 (updated), キーウ・ポスト (2011年10月18日)
  3. ^ Deputies cancelled the winter time, WorldTimeZone.com (2011年9月20日)
  4. ^ Ukraine cancels plan to drop winter time change, キーウ・ポスト (2011年10月18日)

外部リンク[編集]