朝日新聞名古屋本社 – Wikipedia
朝日新聞名古屋本社(あさひしんぶんなごやほんしゃ)は、東海地方(愛知県・岐阜県・三重県(伊賀市・名張市・熊野市・御浜町・紀宝町を除く)向けに朝日新聞を印刷・発行する朝日新聞社の地域拠点組織である。
大阪朝日新聞が1924年から付録紙として発行していた『東海朝日』(とうかいあさひ)を前身とする[注 1]。主に東海3県を対象エリアとしており、通常の総局ではなく「報道センター」が置かれている。
名古屋本社版の紙面制作は、かつては名古屋独自で行われていたが、現在は朝日新聞東京本社(東京都中央区築地)で一括して行われている[注 2]。なお、題字の地紋及び創刊からの号数を示す紙齢は朝日新聞大阪本社版と共用する。名古屋本社版は全域ともセット版(朝刊・夕刊とも発行)の対象地区となっている。(大阪管轄の三重県伊賀・東紀州については朝刊のみの発行となる)
2012年10月13日付をもって、名古屋本社版では土曜日付の夕刊が廃止された。それに代わる形で、同年10月14日付朝刊から毎月第2・第4日曜日に別刷りの「asahi+C」を発刊する。朝日新聞社によると、読者のライフスタイルの変化と新聞販売店の労働環境改善に対応したと説明した。土曜日の夕刊廃止は地方紙では静岡新聞(静岡県)、東奥日報(青森県)の例があるが、全国紙としては朝日新聞名古屋本社が初の例となる[注 3]。
夕刊は1面題字横に「東海 Evening」と表記されている。
また本来は名古屋本社の管轄ではない富山県向けの新聞については、1989年9月~2011年3月までの間、東京志向が強いことを受けて東京本社発行の新聞を配達していたが、その印刷は名古屋本社が担当していた。2011年4月から元の大阪本社管轄に変更されているが、印刷は北陸中日新聞の金沢市の工場に委託されている。
本社所在地[編集]
対象エリア[編集]
社員数[編集]
- 男:344人
- 女:42人
- 合計:386人
総局[編集]
支局[編集]
※ なお三重県の伊賀、名張は大阪本社所管となる。
※ かつては静岡県の一部(浜松市の一部・湖西市)でも名古屋本社版が発行されていたが、東京本社版に統一された。ただ管轄が東京に移行してからもこれらの地域に向けた新聞は引き続き朝日プリンテック名古屋工場で印刷されている。
印刷工場[編集]
愛知県[編集]
- 名古屋市内
- 名古屋近郊
- 尾張
- 知多
- 三河
岐阜県[編集]
三重県[編集]
最終面・テレビ面[編集]
※ テレビ愛知は2009年3月29日まで朝刊ではフルサイズで載せていたが、BSデジタルの番組表を中面から最終面に移した紙面スペースの都合で同年3月30日付けからハーフサイズとなった。夕刊はフルサイズでの掲載を継続している。
※ 2010年3月29日の紙面刷新に合わせ、テレビ愛知は再びフルサイズに戻り、フルサイズ面にあったぎふチャンを三重テレビの横に配した。広告欄のスペースは従来通りであるが、番組解説欄の写真をカットした他、各番組表枠をギリギリまで詰めて紙面構成した。
中面・第2テレビ・ラジオ面[編集]
※ 尚、東海3県向けの新聞は東京本社で製作されたものを現地印刷する形にしているので、番組表のレイアウトは東京版に準じている。その為ラジオの周波数は2009年3-4月の一時期不掲載となり、読者からの不評を買っていた。現在は「ラジオ・テレビ」のコーナーカットの下にまとめて掲載している。
朝日新聞の名古屋本社版には、1面を含めた各面の「第3種郵便物認可」のクレジット表記の末尾に「●」のマークを付けている。これは、名古屋本社版であることを表すための表記である。
関連人物[編集]
関連項目[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ 朝日新聞百年史編修委員会 『朝日新聞社史 大正・昭和戦前編』 朝日新聞社、1991年、436-437頁。
- ^ 朝日新聞百年史編修委員会 『朝日新聞社史 大正・昭和戦前編』 朝日新聞社、1991年、436頁。
- ^ 朝日新聞百年史編修委員会 『朝日新聞社史 大正・昭和戦前編』 朝日新聞社、1991年、437頁。
- ^ 朝日新聞百年史編修委員会 『朝日新聞社史 大正・昭和戦前編』 朝日新聞社、1991年、542頁。
- ^ 朝日新聞百年史編修委員会 『朝日新聞社史 資料編』 朝日新聞社、1995年、525頁。
- ^ 朝日新聞百年史編修委員会 『朝日新聞社史 資料編』 朝日新聞社、1995年、539頁。
- ^ 朝日新聞百年史編修委員会 『朝日新聞社史 昭和戦後編』 朝日新聞社、1994年、213頁。
- ^ 朝日新聞名古屋本社五十年史編修委員会 編 『朝日新聞名古屋本社五十年史』 朝日新聞名古屋本社、1985年、419頁。
- ^ 朝日新聞名古屋本社五十年史編修委員会 編 『朝日新聞名古屋本社五十年史』 朝日新聞名古屋本社、1985年、461頁。
- ^ 朝日新聞名古屋本社五十年史編修委員会 編 『朝日新聞名古屋本社五十年史』 朝日新聞名古屋本社、1985年、462頁。
外部リンク[編集]
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