イド・アル=フィトル – Wikipedia

伝統的なトルコの祭りに「愛して、愛されて」という意味のmahyaの光が イスタンブールにある スルタンアフメト・モスクのミナレットを横切って伸びる

マレーシアのイド・アル・フィトルにおける食事

イード・アル=フィトルアラビア語: عيد الفطرʿīd al-fiṭr、英語: Eid ul-Fitr または Id-ul-Fitr,Eid al-Fitr)とは、ヒジュラ暦の第10月であるシャウワール月の1日に当たるイスラム教の祝日で、ラマダーンの終了を祝う大祭である。イード・アル=フィトルと表記されることもある。また、単にイードと略されることもある。

イードはアラビア語で祝宴を意味し、フィトルは断食の終わりを意味する(自然という意味のフィトラが入っているという解釈もできる)。そのため、この行事は断食の終わりの象徴として行われており、ヒジュラ暦の第10月であるシャウワール(Shawwal)の初めに行われる”Greater Eid”(アラビア語: العيد الكبيرal-ʿīd al-kabīr)と呼ばれるイード・アル=アドハーが4日間宴を行うのに対し、この行事は3日間宴を行うので “Smaller Eid”(アラビア語: العيد الصغيرal-ʿīd aṣ-ṣaḡīr)とも呼ばれている。

ムスリムは、ラマダーンの最後の日まで日中の断食を続け、イードの間はタクビール(Takbir)を暗唱するとクルアーンに記されている[1]

日本でいうところのハレの日に近いものであり、この日は多くの人々が新調したばかりの衣装を着て街に繰り出す[2]。マアムールなどを食すこともある[3]

  1. ^ Mohammed Habib Shakir訳クルアーン2:185より
  2. ^ “中東民族衣装で支持される日本製繊維 他国製品を圧倒する人気”. サンケイビズ. (2013年12月23日). http://www.sankeibiz.jp/business/news/131223/bsc1312230731007-n1.htm 2013年12月23日閲覧。 
  3. ^ Robertson, Amy E. (2017年4月11日). “Maamoul: An Ancient Cookie That Ushers In Easter And Eid In The Middle East” (英語). NPR. https://www.npr.org/sections/thesalt/2017/04/11/522771745/maamoul-an-ancient-cookie-that-ushers-in-easter-and-eid-in-the-middle-east 2022年1月19日閲覧。 

関連項目[編集]

  • イード・アル=アドハー
  • イスタナ・ヌルル・イマン – イド・アル=フィトルに一般開放される。