大熊一夫 – Wikipedia

大熊 一夫(おおくま かずお、1937年 – )は日本の新聞・雑誌記者、ジャーナリスト。1970年、アルコール依存症を装って精神科病院に潜入入院し、『ルポ精神病棟』を朝日新聞社会面に連載。現在、精神科病院廃絶に向け活動を行っている。

東京生まれ。東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学)を卒業して朝日新聞記者に。週刊朝日副編集長、アエラ・スタッフライターをへて無所属のジャーナリストに。

1998年から大阪大学人間科学部教授。担当はソーシャルサービス論。日本の国立大学に初めて出来た福祉系講座の初代教授。2002年に定年退官。

1970年、アルコール依存症を装って精神科病院に潜入入院し、『ルポ精神病棟』を朝日新聞社会面に連載。鉄格子の内側で日常的に行われていた入院者虐待を白日のもとにさらし、日本の精神医療改革に一石を投じる。

  • ルポ・精神病棟(朝日文庫、ISBN 9784022602442)
  • 新ルポ・精神病棟(朝日文庫、ISBN 9784022604941)
  • 精神病院の話(晩聲社、ISBN 9784891881610)
  • あなたの「老い」を誰が見る(朝日文庫、ISBN 9784022605894)
  • ルポ老人病棟(朝日文庫、ISBN 9784022606969)
  • 母をくくらないで下さい(朝日文庫、ISBN 9784022607171)
  • ルポ有料老人ホーム(朝日新聞社、ISBN 9784022569073)
  • あなたの老後の運命は(ぶどう社、ISBN 9784892401275)
  • 本当の長寿社会をもとめて(共編著 ぶどう社、ISBN 9784892401022)
  • こんなまちなら老後は安心!(筒井書房、ISBN 9784887205031)
  • 冤罪・千葉大学腸チフス事件(晩聲社、ISBN 9784891882129)
  • 精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本 (岩波書店、ISBN 9784000236850)
  • いま学校で―高校生(1)(共著 朝日新聞社)
  • 르포 老人病棟(韓国語版 海光)

関連項目[編集]

  • 精神病
  • 著作家
  • 福祉

外部リンク[編集]