パティ・シーハン – Wikipedia

パティ・シーハンPatty Sheehan、1956年10月27日 – )はバーモント州ミドルバリー出身のアメリカ合衆国の女子プロゴルファー。1980年からLPGAツアーに参戦し、メジャー6大会を含む通算35勝をあげている。

アマチュア時代[編集]

シーハンは1972年から1974年にかけてネバダ高校選手権に3連勝し、1975年から1978年までネバダ州アマチュア大会で連覇し、1977年と78年にカリフォルニア女子アマチュア大会で2連勝している。1979年の全米女子アマチュアゴルフ選手権で2位となり、1980年には大学女子競技スポーツ連盟 (AIAW – 現在はNCAAに機能が受け継がれている) の全国大会で個人優勝を果たした。1980年、カーティスカップ・アメリカチームのメンバーとして全勝した。彼女はネバダ大学リノ校とサンノゼ州立大学に通った。

プロ転向後[編集]

1980年にプロに転向し、LPGAツアーに参戦。1981年にマツダジャパンクラシックで初優勝を飾り、同年のLPGAルーキー・オブ・ザ・イヤーに選出された。1980年代を通じて強豪選手として活躍し、1983年と1984年には4勝ずつあげ、メジャー大会の全米女子プロゴルフ選手権に2連勝した。1983年はLPGAプレーヤー・オブ・ザ・イヤーも獲得している。1987年にはスポーツ・イラストレイテッドが選ぶスポーツマン・オブ・ザ・イヤーの1人となった。

シーハンの1990年代は1990年の年間5勝という成績から始まった。1992年と1994年の全米女子オープンで優勝し、1993年の全米女子プロゴルフ選手権を制し、1996年のナビスコ・ダイナ・ショア大会に勝利した。これが彼女のLPGAツアーにおける最後の優勝となった。通算30勝目をあげた1993年に世界ゴルフ殿堂入りを果たしている[1]。1982年から1993年まで、常にLPGA賞金ランキングの上位10位以内に入った。

シーハンはレズビアンである事を公表した、初めてのLPGAプレーヤーである[2]。シーハンとパートナーのレベッカ・ガストンには2人の養子がいる。

LPGAツアーの優勝歴[編集]

通算35勝。太字はメジャートーナメント大会。

LPGAツアー以外の優勝[編集]

※同大会がLPGAツアーに組み込まれる以前の優勝である(当然メジャー大会でもない)。

LPGAメジャー大会の成績[編集]

† 現在ANAインスピレーションとして知られているこのトーナメントは1999年までナビスコ・ダイナ・ショア大会であった。2000年にナビスコ選手権になり、2015年に現在の名称となった。
^全英女子オープンは 2001年からデュモーリエ・クラシックの代わりにLPGAメジャー大会に昇格した。
LA = ローアマチュア(最優秀アマチュア選手)
DNP = 出場せず
CUT = 予選落ち
WD = 棄権
DQ = 出場資格無し
… = メジャー大会ではなかった
“T” = 複数の選手と順位を分け合った(タイ)
グリーン地は優勝、黄色地はトップ10入りを表している。

外部リンク[編集]