朝 – Wikipedia

(あさ、あした)は、陽が昇ってから正午までの間のある程度の範囲の時間帯のこと。時には午前と一致する。一般的に人間はこの時間帯に起き、活動を始める。また、この朝という概念は地球上のほとんどの民族に存在する。

朝早く起きることが苦でなく、朝早くから何かしらの活動ができる人のことを『朝型』という。人間の体内時計は本来朝型に出来ているといわれており、ビジネスなどの成功者には朝型が多いとも言われる[要出典]。これは、朝型の人は早く起きることによって体温のピークが早く来るために比較的早く眠くなり、朝の目覚めが早くなり、午前中の方が調子の良い傾向にあるためである。

気象用語にも朝に関連したものが幾つかある。

  • 夜明け:日の出の前の空が薄明るくなる頃。
  • :午前6時から午前9時まで。ただし、天気予報で「明日朝の最低気温」と用いるときは午前0時から午前9時をさす。
  • 早朝:一般の人が活動を始める前。季節、地域にもよるが夜明けからおよそ1〜2時間。
  • 夜明け前は一日でもっとも気温が下がる時間である。夜明け前に気温が低下して、空中の水蒸気が凝結して水滴となり、植物などに付着したものが朝露である。なお、植物が夜間に葉先から水を分泌する場合もある。

冬季にはこれが水とならずに氷となり、これを霜という。霜柱はこれらとは異なり、土中の水分が凍ったものである。

アサガオは朝に開花して、昼前にはしぼむ。紫陽花の花は六月頃の朝にしか咲かない。

  • キリスト教では、朝は一日の出来事にまだ心を煩わされない、心が最も鋭敏な時なので神と交わる最上の時であるとしている。キリスト教系の学校では朝の礼拝が行われる。
  • イスラム教では早朝に1日5回の礼拝の1つめであるスブフの祈りを行う。
  • 朝廷という名称は、公務を朝行ったことが起源である。

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