ソクラティス・パパスタソプーロス – Wikipedia

ソクラティス・パパスタソプーロス
アーセナルFCでのパパスタソプーロス (2018年)
名前
ラテン文字 Sokratis Papastathopoulos
ギリシア文字 Σωκράτης Παπασταθόπουλος
基本情報
国籍 ギリシャ
生年月日 (1988-06-09) 1988年6月9日(33歳)
出身地 カラマタ
身長 186cm
体重 85kg
選手情報
在籍チーム オリンピアコスFC
ポジション DF (CB, SB)
背番号 15
利き足 右足
ユース
アポロン・ペタリディウ
AEKアテネ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2005-2008 AEKアテネ 58 (1)
2006 ニキ・ヴォロス (loan) 11 (0)
2008-2010 ジェノア 51 (2)
2010-2011 ミラン (loan) 5 (0)
2011-2012 ブレーメン (loan) 30 (1)
2012-2013 ブレーメン 29 (1)
2013-2018 ボルシア・ドルトムント 130 (7)
2018-2021 アーセナルFC 44 (3)
2021- オリンピアコスFC 14 (1)
代表歴2
2003-2005  ギリシャ U-17 11 (2)
2005-2007  ギリシャ U-19 13 (2)
2007-2010  ギリシャ U-21 7 (2)
2008- ギリシャ 90 (3)
1. 国内リーグ戦に限る。2021年7月20日現在。
2. 2019年9月8日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

ソクラティス・パパスタソプーロス(ギリシア語: Σωκράτης Παπασταθόπουλος、Sokratis Papastathopoulos、1988年6月9日 – )は、ギリシャ・カラマタ出身のサッカー選手。オリンピアコスFC所属。ポジションはディフェンダー(DF)。ソクラティス・パパスタソプロスと表記されることもある。W杯で得点した選手の中でファミリーネームが最も長いという記録を持っている。「ソクラティス」は、古代の哲学者ソクラテスの名前の現代ギリシャ語読みである。

クラブ[編集]

ブレーメンでのパパスタソプーロス

2005年からAEKアテネFCでプロキャリアをスタートさせ、2006年1月、ニキ・ヴォロスFCにレンタル移籍した。

2008年にジェノアCFCへ移籍。サルヴァトーレ・ボッケッティ、ジュゼッペ・ビアーヴァ、マッテオ・フェラーリらとのポジション争いとなり21試合出場に留まったが、シーズン終了後にフェラーリが、冬にビアーヴァがそれぞれ移籍すると主軸として定着。エミリアーノ・モレッティ、冬にビアーヴァと入れ替わりで入団したダリオ・ダイネッリらと3バックを形成した。

2010年7月20日、ACミランへジェノアとの共同保有で移籍[1]。高齢化が進んだ最終ラインの次代の主軸として期待されたが、アレッサンドロ・ネスタ、チアゴ・シウヴァ、マリオ・ジェペスなどからポジションを奪えずに2011年6月14日に共同保有先のジェノアへわずか1年で復帰。その後、7月21日にヴェルダー・ブレーメンへのレンタル移籍が決まった[2]

ここでの活躍が認められ、2012年8月31日、ブレーメンへ完全移籍した。

2013年5月28日、ボルシア・ドルトムントへ5年契約での移籍が発表された[3]。当時のドルトムントはマッツ・フンメルスとネヴェン・スボティッチが牙城を築いており、ソクラティスはサードチョイスだった。2015-16シーズンはトーマス・トゥヘル監督の下でスボティッチからポジションを奪取した。

2018年7月2日、アーセナルFCに移籍した[4]。背番号は5番。

2020-21シーズン、アーセナルは夏の移籍市場で売却が進まず選手登録枠を超える人数の選手がチームに残留することになった。その結果、昨季のリーグ中断明けからほとんど出場のなかったソクラテスがエジルと共にヨーロッパリーグの選手登録リスト及びプレミアリーグの選手登録リストの双方から外れることとなりチームに所属していながらトップチームの試合に出場できない状況となった[5]。2021年1月20日、双方合意のもとアーセナルと契約解除することが公式に発表された[6]

2021年1月25日、オリンピアコスFCと2023年までの契約を結んだ[7]

代表[編集]

ギリシャ代表としてはU-19、U-21に招集された経験があり、2008年からA代表に招集されている[8]。同年にドイツで開催されたUEFA EURO 2008では最終登録メンバーから落選[9]、4年後のUEFA EURO 2012では代表入りを果たしたが、グループリーグ初戦のポーランド代表では前半に2枚のイエローカードを掲示され主審から退場処分を受けた[10]

2014年にブラジルで開催された2014 FIFAワールドカップでも代表入りを果たし、決勝トーナメント1回戦のコスタリカ代表では後半アディショナルタイムに同点ゴールをあげる活躍を見せたが、試合はPK戦にもつれこんだ末に敗れた[11]

出場大会[編集]

  • ギリシャ代表
    • 2010年 – 2010 FIFAワールドカップ (グループリーグ敗退)
    • 2012年 – UEFA EURO 2012 (ベスト8)
    • 2014年 – 2014 FIFAワールドカップ (ベスト16)

試合数[編集]

国際Aマッチ 77試合 3得点(2008年- )

ギリシャ代表 国際Aマッチ
出場 得点
2008 5 0
2009 5 0
2010 8 0
2011 7 0
2012 12 0
2013 9 0
2014 7 1
2015 9 1
2016 9 0
2017 6 1
通算 77 3

ゴール[編集]

# 開催年月日 開催地 対戦国 スコア 結果 試合概要
1. 2014年6月29日 レシフェ コスタリカ 1-1 1-1 2014 FIFAワールドカップ
2. 2015年6月13日 フェロー諸島 フェロー諸島 1-2 1-2 UEFA EURO 2016予選
3. 2017年11月9日 ザグレブ クロアチア 1-2 1-4 2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選プレーオフ

タイトル[編集]

クラブ[編集]

ACミラン
  • セリエA:1回 (2010–11)
ボルシア・ドルトムント
  • DFLスーパーカップ:1回 (2013, 2014)
  • DFBポカール:1回 (2016-17)
アーセナルFC
  • FAカップ:1回 (2019-20)
  • FAコミュニティ・シールド:1回 (2020)

出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ ミラン、ギリシャ代表DFを獲得 – UEFA.com 2010年7月20日
  2. ^ Bremen swoop for Papastathopoulos – espnfc.com 2011年7月21日
  3. ^ ドルトムント、ギリシャ代表DFの獲得を正式発表 – Goal.com 2013年5月28日
  4. ^ Sokratis Papastathopoulos signs” (英語). www.arsenal.com. 2018年7月2日閲覧。
  5. ^ Mesut Ozil: Arsenal leave midfielder out of Premier League squad” (2020年10月20日). 2020年10月26日閲覧。
  6. ^ Thank you, Papa” (2021年1月20日). 2021年1月20日閲覧。
  7. ^ Ο Παπασταθόπουλος στον Ολυμπιακό μέχρι το 2023” (2021年1月25日). 2021年1月28日閲覧。
  8. ^ Greece Squad call up”. UEFA.com. 2008年2月2日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年10月27日閲覧。
  9. ^ Greece’s Papastathopoulos drops out”. UEFA.com (2008年5月28日). 2016年10月27日閲覧。
  10. ^ Euro 2012: Poland 1–1 Greece – as it happened”. The Guardian (2012年6月8日). 2016年10月27日閲覧。
  11. ^ コスタリカ、ギリシャをPK戦で下し初の8強入り”. afpbb.com (2014年6月30日). 2016年10月27日閲覧。

関連項目[編集]

  • ボルシア・ドルトムントの選手一覧
  • アーセナルFCの選手一覧

外部リンク[編集]