巫州 – Wikipedia

巫州(ふしゅう)は、中国にかつて存在した州。現在の湖南省懐化市一帯に設置された。

634年(貞観8年)、唐により辰州から竜標県を分離して巫州が置かれた。この年、夜郎・朗渓・思徴の3県が置かれた。635年(貞観9年)、思徴県が廃止された。691年(天授2年)、武周により巫州は沅州と改称された。夜郎県を分割して渭渓県が置かれた。703年(長安3年)、沅州から夜郎県と渭渓県を分離して、舞州(後の奨州)が置かれた。713年(先天2年)、唐により潭陽県が置かれた。725年(開元13年)、沅州は巫州と改称された。742年(天宝元年)、巫州は潭陽郡と改称された。758年(乾元元年)、潭陽郡は巫州と改称された。巫州は江南西道に属し、竜標・朗渓・潭陽の3県を管轄した。770年(大暦5年)、巫州は叙州と改称された[1]。1074年(熙寧7年)、北宋により叙州は沅州と改称された。

  1. ^ 『旧唐書』地理志三および『新唐書』地理志五