ミスパンテール – Wikipedia

ミスパンテール(英:Miss Panthere[1])は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2017年・2018年のターコイズステークス(GIII)、2018年の阪神牝馬ステークス(GII)、京都牝馬ステークス(GIII)。馬名の意味は「女性+豹(仏)。女豹」[3]

デビュー前[編集]

2014年3月3日、北海道日高町の三城牧場(現「ヴェルサイユファーム」)で誕生[4]

2歳(2016年)[編集]

7月30日に札幌競馬場の新馬戦で鞍上四位洋文でデビュー。直線で大外一気の末脚を発揮して新馬勝ちを収めた[5]

3歳(2017年)[編集]

7ヶ月ぶりの実戦となったチューリップ賞では7番人気ながらメンバー中最速の上がり3F33秒7の末脚で追い込んで2着に入り、クラシックへの切符を獲得した[6]。しかし、桜花賞(GI)は4番人気に推されながら16着、オークス(GI)は10着といずれも大敗し、春は結果を残すことができなかった[7]

ローズステークス10着の後、秋華賞(GI)に登録を行うも賞金不足で除外となり、代わりに出走した自己条件の清水ステークス(1600万下)で2勝目を挙げた[8]。横山典弘と新たにコンビを組んだターコイズステークス(GIII)では、中団追走から直線で内の狭いスペースを縫って差し切り、重賞初制覇を果たした[9]

4歳(2018年)[編集]

年明け初戦の京都牝馬ステークス(GIII)では1番人気に推され、直線で外から差し切って重賞連勝となった[10]。阪神牝馬ステークス(GII)ではこれまでとは一転してハナを切ってスローペースに持ち込み、2着レッドアヴァンセとの激しい叩き合いを制して重賞3連勝を達成した[11]。レース後、鞍上の横山は「テンションが高いのが大きなところに向けて課題」としながらも、「(GIでも)いい競馬ができると思うので頑張りたい」と語った[7]。5月13日のヴィクトリアマイルは道悪がこたえて5着に終わる。
秋に入り、府中牝馬ステークス9着、エリザベス女王杯12着と精彩を欠いたが、12月のターコイズステークスでは中団追走から直線で力強く抜け出して連覇を飾った[12]

5歳(2019年)[編集]

初戦の京都牝馬ステークス(GIII)では1番人気に推されたが5着に敗れる。その後、右前繋部の浅屈腱炎を発症したため現役を引退することになった。4月10日付で競走馬登録を抹消、引退後は北海道浦河町の辻牧場で繁殖牝馬となる[13][2]

競走成績[編集]

以下の内容は、netkeiba.comの情報[14]に基づく。

外部リンク[編集]