台北市立建国高級中学 – Wikipedia

台北市立建国高級中学(たいぺいしりつ けんこくこうきゅうちゅうがく、英: Taipei Municipal Jianguo Senior High School)は、台湾台北市にある全日制の公立高級中学(日本の高等学校に相当)である。

男子校であり、1898年に創立された台湾最古の公立高校である[1]
設計は近藤十郞[2]
戦前の日本時代までは、「台北一中」の略称と共に、台湾の筆頭中学校として知られていた。
現代までノーベル賞受賞者、チューリング賞受賞者、中華民国総統、各県市知事が輩出し、自由な学風を持ち、最難関のエリート男子校として台湾に知られている。

台湾全国一斉高校入学試験(國民中學學生基本學力測驗)の実施以来、全科目の得点がPR値99(日本の偏差値71)、すなわち全国にて上位1%以内の成績の男子しか入学できないため、台湾大学への入学者数も全国トップにある

一方、課外スポーツの面でも、戦前日本時代の第17回・第23回の全国中等学校蹴球大会(現在の全国高等学校ラグビーフットボール大会)優勝校、野球の甲子園大会5回出場(第9回、第15回、第16回、第24回、第26回)して知られている。

日本統治の学校の紋章
月日 事跡
1898年 国語学校第四附属学校増設尋常中等科として開校
1916年 台北中学校と改称
1920年 台北州立台北第一中学校と改称
1945年 台湾省立台北建国中学と改称
1967年 台北市立建国高級中学と改称

日本の石川県立金沢泉丘高等学校、愛媛県立松山南高等学校と姉妹校。

歴代校長[編集]

区分 氏名 期間 備考
日本統治時代 第一代 町田則文 1898年 – 1902年
第二代 田中敬一 1902年 – 1907年
第三代 本庄太一郎 1907年 – 1908年
第四代 本庄太一郎 1908年 – 1911年
第五代 広江万次郎 1911年5月25日[3] – 1912年5月28日 総督府中学校長事務取扱
第六代 土屋員安 1912年5月28日 – 1916年3月20日
第七代 松村伝 1916年3月20日 – 1925年
第八代 浜武元次 1925年 – 1931年
第九代 十倉精一 1931年 – 1934年
第十代 高橋隆 1934年 – 1938年
第十一代 渡辺節治 1938年 – 1942年
第十二代 森長整 1942年 – 1944年
第十三代 志波俊夫 1944年 – 1945年
戦後期 第一任 張耀堂 1945年 – 1946年
第二任 陳文彬 1946年 – 1947年
第三任 孫嘉時 1947年 – 1948年
第四任 梁恵溥 1948年 – 1949年
第五任 賀翊新 1949年 – 1955年
第六任 凌孝芬 1955年 – 1957年
第七任 賀翊新 1957年 – 1967年
第八任 崔徳礼 1967年 – 1972年
(代理) 王蕪先 1972年 – 1973年
第九任 黄建斌 1973年 – 1986年
第十任 李大祥 1986年 – 1989年
第十一任 劉玉春 1989年 – 1996年
第十二任 李錫津 1996年 – 1999年
第十三任 呉武雄 1999年 – 2008年
第十四任 蔡炳坤 2008年 – 2010年 ポジション変更

→台中市副知事

(代理) 徐建国 2010年 – 2011年 教務主任からの代理
第十五任 陳偉泓 2011年 – 2015年 退職
第十六任 徐建国 2015年 –

著名な出身者[編集]

戦前(国語学校附属中学時代)
戦前(台北一中時代)
戦後

参考文献[編集]

外部リンク[編集]