「億万長者」はこの項目へ転送されています。1954年の映画作品については「億万長者 (映画)」をご覧ください。 「富裕」はこの項目へ転送されています。中国の県については「富裕県」をご覧ください。 富裕層(ふゆうそう)とは、一定以上の比較的大きな経済力や購買力を有する個人・世帯。又は、より広く捉え直した上で細分化して、富裕層(HNWIとも表記され、保有資産額は100万ドルあるいは1億円以上)若しくは超富裕層(Ultra-HNWIとも表記され、保有資産額は3000万ドルあるいは5億円以上) などの用語が使用される。 World Ultra Wealth Report 2017によれば、世界の超富裕層人口は226,450人、アメリカが73,110人と最も多くなり、次いで、日本16,740人、中国16,040人、ドイツ13,420人、イギリス8,860人、フランス8,630人、カナダ8,590人、香港7,650人、スイス5,940人、イタリアの5,530人(上位10カ国)となったが[1]、今後の超富裕層人口については、“富の保存”段階に入った欧米とは対照的に、新興アジアでは“富の創造”が拡大すると予測されている[1]。 財産家、大金持ち、億万長者、素封家などと呼ばれる。 長者の中でも特に代表的な存在は「億万長者」とも呼ばれ、高額納税者公示制度は「長者番付」とも呼ばれた。 「素封」とは『史記‐貨殖伝』の「今有下無二秩祿之奉、爵邑之入一而楽与レ之比者上、命曰二素封一」による語である[2]。「素」は、もともとで、つけ加えるもののないこと。「封」は封祿(ほうろく)、封土の意。位や領地(日本の場合、領地とは封建領主の私有財産ではなく、基本的には、その領地・住人に及ぼし得た権限は、租税徴収権・行政権・司法権などに限られた)がなくても諸侯に等しい富を持っていること。大きな資産を持っていること。また、その人。金持、金満家、財産家、資産家。[2][3]「素封」のみで「大金持ちの”人”」を意味し、本来「家」を付ける必要はない。しかし、「資産家」や「金満家」などに寄せたのか、明治以降、「大金持ちの“人”」を表す際には、「家」を付けて「素封家」というようになった[4]。 英語ではミリオネア(millionaire)、ビリオネア(billionaire)、「ガジリオネア(Gazillionaire)」と呼ばれる[5]。またプライベートジェットを個人で所有している層としてジェット族(Jet Setter)とも呼ばれる。 RBCウェルス・マネジメント[編集] RBCウェルス・マネジメント(日本語・英語)などの調査による富裕層の定義は、主な居住用不動産、収集品、消費財、および耐久消費財を除き、100万ドル以上の投資可能資産を所有する世帯としている[6]。英語ではHNWI (high-net-worth individual)と表記する。2012年の統計によると、世界に約1100万世帯の富裕層が存在し、世界で最も富裕層人口を持つ国がアメリカで約306万世帯、2位は日本で約182万世帯である。また、3000万ドル以上の投資可能資産を所有する世帯を超富裕層(Ultra-HNWI)と定義している。 野村総合研究所[編集]
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