コリ (称号) – Wikipedia
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。出典検索?: “コリ” 称号 – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2018年4月) コリまたはコロ(凝、許理、許利、碁理、許呂)は、古代日本において人名に含まれる称号の一つ。原始的カバネの一つであるとの説がある[要出典]。 「コリ」・「コロ」が名に見えるのは天津神を起源とする氏族の人物が中心で、国津神系の氏族では尾張己利連以外には見られない。また「コリ」は「コロ[注釈 1]」や「クロ[注釈 2]」への読替えも見られる。 語義については伊斯許理度売命の例などから、その名義を「石を切って鋳型を作り溶鉄を流し固まらせて鏡を鋳造する老女」と解し、コリを「凝固」の意と見る説がある[1]一方、コリ・コロの人名を持つ天津神系の氏族(天孫族)に共通して鍛冶氏族固有の風祭や火祭が存在し、阿蘇や宇佐など朝鮮語の「鉄」に通じる言葉・地名を保有したことなどから、コリ・コロを「鉄塊」の意であるコリと同義と見る説もある[2]。 著名なコリ・コロ[編集] 『古事記』や『日本書紀』などには作鏡連らの祖とされる「イシコリドメ」(石凝姥命、伊斯許理度売命、石許利止売命、イシコリトベとも)が登場する。「トベ」や「ドメ」は首長あるいは女性を表す古代の称号で、「イシコリドメ」とは鏡作りに精通した女性首長あるいはカリスマ女性という意味である[要出典]。鏡は石を切り出して精巧に作られた鋳型に溶かした青銅を流し込んで作るため、その専門的技能者を世襲的に輩出した氏族が「鏡作氏」と呼ばれた。 「タケコロ」(建己呂命、多祁許呂命、建許呂命)は茨城国造の祖とされ(『常陸国風土記』)、その子は師長国造(相模国)、須恵国造(上総国)、馬来田国造(同国望陀郡)、石背国造(陸奥国石背郡)、道口岐閇国造(常陸国北端)、および道奥菊多国造(陸奥国菊多郡)に任じられたと『先代旧事本紀』が伝えている。 『新撰姓氏録』は庵智造の祖を「天津彦根命十四世孫建凝命(タケコリ)」、三枝部連の祖を「天津彦根命十四世孫建己呂命(タケコロ)」と記している。ここからタケコリ(建凝)はタケコロ(建己呂)と同一名であることがわかり、「コリ」から「コロ」への転化を読み取ることが出来る。 コリ・コロを含む人名[編集] コリやコロを名に持つ人者が多く見られる。[注釈
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