出獄 – Wikipedia

出獄
Call Northside 777

予告編より

監督 ヘンリー・ハサウェイ
脚本 ジェローム・キャディ
ジェイ・ドラットラー
レナード・ホフマン
クエンティン・レイノルズ
原作 ジェームズ・マクガイア
製作 オットー・ラング
出演者 ジェームズ・ステュアート
音楽 アルフレッド・ニューマン
撮影 ジョー・マクドナルド
編集 J・ワトソン・ウェッブ・Jr
配給 20世紀フォックス
公開 1948年3月
1949年5月
上映時間 111分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 270万ドル[1]
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出獄』(しゅつごく、Call Northside 777)は1948年のアメリカ合衆国の映画。監督はヘンリー・ハサウェイ、出演はジェームズ・ステュアートなど。

1932年に発生した実在の冤罪事件(Majczek and Marcinkiewicz)を基にしたセミ・ドキュメンタリータッチのフィルム・ノワール作品。1949年のアメリカ探偵作家クラブによるエドガー賞では、最優秀映画脚本賞を受賞した。

ストーリー[編集]

キャスト[編集]

※括弧内は日本語吹替(初回放送1972年9月13日 NET『映画招待席』)

  • P・J・マクニール:ジェームズ・ステュアート(原田一夫)
  • フランク・ヴィーツェック:リチャード・コンテ(若本紀夫)
  • ブライアン・ケリー:リー・J・コッブ(水島晋)
  • ローラ・マクニール:ヘレン・ウォーカー
  • ワンダ・スクトニク:ベティー・ガルデ
  • ティリー・ヴィーツェック:カシア・オルザゼフスキー
  • ヘレン・ヴィーツェック:ジョアン・デ・バーグ
  • フランク・ヴィーツェック・Jr:マイケル・チェイピン
  • K・L・パーマー:ハワード・スミス
  • 仮釈放委員会委員長:モローニ・オルセン
  • サリバン:J・M・ケリガン
  • サム・ファクソン:ジョン・マッキンタイア
  • マーティン・J・バーンズ:ポール・ハーヴェイ
  • レイスカ:E・G・マーシャル[2]
  • 受付係:セルマ・リッター[2]

スタッフ[編集]

  • 監督:ヘンリー・ハサウェイ
  • 製作:オットー・ラング
  • 原作:ジェームズ・マクガイア
  • 脚本:ジェローム・キャディ、ジェイ・ドラットラー、レナード・ホフマン、クエンティン・レイノルズ
  • 撮影:ジョー・マクドナルド
  • 編集:J・ワトソン・ウェッブ・Jr
  • 音楽:アルフレッド・ニューマン

1947年1月24日にドキュメンタリー形式で撮影されると発表。20世紀フォックスは事件関係者から必要な法的許可を得て、映画の資料を集めるためにプロデューサーのオットー・ラング英語版と作家のレオナルド・ホフマンをシカゴに派遣した。脚本は最終的に、クエンティン・レイノルズ英語版ジェイ・ドラットラー英語版がホフマンに加わり完成した。

キャスティングに関して、ニューヨーク・タイムズの3月7日のレポートによると、当初の20世紀フォックスはヘンリー・フォンダを主演に希望したが、フォンダは『哀しみの恋』への出演が決まったため、主演はジェームズ・ステュアートとなった。元々ブライアン・ケリー役にはロイド・ノーラン英語版が内定していたが、最終的にリー・J・コッブが演じることとなった。その他、助演には主に新人や一線での活動が無かった者が多く、当時「新しい顔ぶれ」と評されている[3]

1972年に放映された、NET版の日本語吹き替えに準主役級の吹き替えで出演した8人の声優は、当時黒沢良が主催するアテレコ教室を卒業したばかりの新人声優(若本規夫など)が起用されている。

  1. ^ “Top Grossers of 1948”, Variety 5 January 1949 p 46
  2. ^ a b クレジットなし
  3. ^ 出獄 – 映画.com

外部リンク[編集]