ときわにんにく – Wikipedia

ときわにんにく(英称: Tokiwa garlic)は、青森県南津軽郡藤崎町を中心に津軽みらい農業協同組合(以下「JA」)管内を生産地とするにんにく。

ときわにんにくとは、生産部会の定める栽培基準で生産し、JAの選果基準に則って出荷されるニンニク。主に豊洲市場や名古屋市中央卸売市場へ出荷されている。また、これらの要件をひとつでも欠くものは、青森県産または藤崎町産にんにくとして流通される。[要出典]

ときわにんにくの「ときわ」は、旧南津軽郡常盤村及び旧常盤村農業協同組合に由来している。平成の大合併とJA合併による村名の消滅と常盤ブランドの濫用を防ぐため、「常盤」(よみ:ときわ 英称:Tokiwa)はJAの登録商標となっている。[1]

狭義には藤崎町の旧常盤村を指すが、広義には津軽みらい農業協同組合全域(弘前市の一部、黒石市、平川市(旧尾上町・平賀町)、南津軽郡田舎館村、藤崎町(旧常盤村)、北津軽郡板柳町)を指す。

  • 1957年(昭和32年) – ピンク系ニンニク10叺(20kg)をJA婦人部へ配布。[2]
  • 1961年(昭和36年) – 「常盤村そさい研究会」結成。[3]
  • 1969年(昭和44年) – 共選共販のもと東京市場への出荷が始まる。ピンク系からホワイト系の福地在来へ転換。[4]
  • 1982年(昭和57年) – 常盤村そさい研究会より「常盤村農協ニンニク部会」が独立。
  • 1983年(昭和58年) – ニンニク乾燥機導入。
  • 1987年(昭和62年) – 冷蔵貯蔵施設導入。これにより一年を通して出荷できる体制を確立。
  • 1999年(平成11年) – 常盤村農協ニンニク部会が青森県農業賞生産組織部門奨励賞受賞。
  • 2002年(平成14年) – 萌芽抑制剤エルノー液剤が販売中止。代わりに薬剤を使用しない乾熱処理での萌芽抑制へ移行。
  • 2003年(平成15年)1月30日 – 常盤村農協ニンニク部会の名称を「ときわにんにく部会」に変更。
  • 2003年(平成15年)10月2日 – ときわにんにく品評会。以降毎年開催。
  • 2005年(平成17年)3月28日 – 旧藤崎町と常盤村が新設合併し、藤崎町が発足。
  • 2007年(平成19年)10月2日 – ときわにんにくレシピコンテスト。以降毎年開催。
  • 2008年(平成20年)7月1日 – 津軽石川・黒石市・常盤村・津軽尾上・津軽みなみ・いたやなぎの6農協が新設合併し、津軽みらい農業協同組合が発足。
    • 2008年(平成20年)8月27日 – 登録商標「常盤」取得。
  • 2010年(平成22年)1月27日 – ときわにんにくが公益社団法人氷温協会により氷温食品と認定される。[5]
  • 2013年(平成25年)11月23日 – 黒にんにくソフトを発表。[6]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]