フローチャート – Wikipedia
簡易なフローチャート これはsに1から10までの数字を足しこむ処理を表した図である。 フローチャート(flowchart, 流れ図)は、プロセスの各ステップを箱で表し、流れをそれらの箱の間の矢印で表すことで、アルゴリズムやプロセスを表現する図である。アルゴリズムやプロセスについて、単にその順序だけを示すものであり、全体から詳細へというような「段階的」な説明ではない(ないし、記述者が意識してそのような階層を作る必要がある)[注釈 1]。また、データフロー図と対比すると、より重要であるデータの流れをフローチャートは表すことがなく、操作を順に示すことでデータの流れを暗示する。しかし、フローチャートは様々な分野の工程の解析・設計・文書化・管理に用いられている[1]。 フローチャートは複雑なプロセスやプログラムの設計および文書化に使われる。他の図と同様、何が行われているかを視覚化するのを助け、それによって見る者がプロセスを理解するのを助け、さらには欠陥・ボトルネック・細かい特徴などを発見できることもある。フローチャートには様々な種類があり、それぞれ固有の部品(箱)や記法を持つ。最も一般的な箱は次の2種類である。 処理ステップ、活動を表す箱。単純な四角形で表される。 判断。通常菱形で表される。 ページをいくつかに分割し、異なる組織の制御を異なるスイムレーン(英語版)に描く形のフローチャートは「部門間協力」型のプロセスを表せる。特定のレーンに描かれた部品群はその組織の制御下にあるプロセスを意味する。この技法は各活動の責任分担を明確化でき、意思決定を正しく行えるようにする効能がある。全体として一つのプロセス(事業、プロジェクトなど)を実施する際の各組織の責任を明確化できる。 プログラミング言語の教育においては、処理を理解するために用いられることがある(たとえば、for (i = 0; i < 10; ++i) という字面からだけでは、「繰返しの1回目では ++i は実行されない」「2回目からの繰返しの前に
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