鎮雄府 – Wikipedia

鎮雄府(ちんゆうふ)は、中国にかつて存在した府。明代から清代にかけて、現在の雲南省昭通市一帯に設置された。

1285年(至元22年)、元により茫部路軍民総管府が置かれた。茫部路軍民総管府は雲南等処行中書省に属した[1]

1382年(洪武15年)、明により茫部路軍民総管府は茫部軍民府と改められた。1526年(嘉靖5年)、茫部軍民府は鎮雄軍民府と改称された。1609年(万暦37年)、鎮雄軍民府は鎮雄府と改められた。鎮雄府は四川省に属し、白水江 酬長官司・懐徳長官司・威信長官司・帰化長官司・安静長官司の5長官司を管轄した[2]

1728年(雍正6年)、清により鎮雄府は鎮雄州に降格した。鎮雄州は昭通府に属し、属県を持たない散州となった[3]

1913年、中華民国により鎮雄州は廃止され、鎮雄県と改められた。

  1. ^ 『元史』地理志四
  2. ^ 『明史』地理志四
  3. ^ 『清史稿』地理志二十一