パワーコンディショナー – Wikipedia
出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2017年2月) パワーコンディショナー(パワコン)は、太陽光発電システムや家庭用燃料電池を利用する上で、発電された電気を家庭などの環境で使用できるように変換する機器であり、インバータの一種である。ソーラーパネルなどから流れる電気は通常「直流」であり、これを日本の一般家庭で用いられている「交流」に変換することで、通常利用可能な電気にすることができる。なお、外国ではインバータやラインコンディショナーと呼ばれることもある。 太陽光発電システムにおける役割[編集] 太陽光発電システムでは、太陽電池モジュールで発生した直流電力が接続箱に集められ、逆流防止ダイオード・直流側開閉器を介して、パワーコンディショナーへと供給される。 パワーコンディショナーに入力される回路毎の電圧を一定にするために、昇圧器(ストリングスコンバータ)を各回路間に入れる場合もあれば、昇圧機能自体がパワーコンディショナーに内蔵されている場合もある。これにより、屋根等に設置する太陽電池モジュールの枚数や出力にある程度の幅をもたせて、システムを組むことが可能となっている。 日本の場合、戸建て住宅に供給されている電力は単相三線200 Vの交流が標準となっている。単相三線200 V方式では、単相100 Vと単相200 Vの機器が使用できる。当然、家電製品もそれを前提に設計されており、ここに電圧や電流の不安定な電気が流れてると家電製品にも悪影響を与えてしまう。そこで、安定した電圧・周波数で交流出力できるように調整するのがパワーコンディショナーの役割である。いわゆる自家用発電機と同じ役割を果たしていると言える。パワーコンディショナーからの電力は「屋内分電盤」に送られ、家庭内へ送られていく。なお、産業用用途では、大電力のため、三相三線式200 Vまたは400 V級の交流が標準である。パワーコンディショナーの交流定格出力は住宅用では3 kW – 5.9 kWが主流で、産業用は9.9 kW – 2,500 kWと幅広い。2,000
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