ファーストロジック – Wikipedia

株式会社ファーストロジック
FIRSTLOGIC,INC.
種類 株式会社
市場情報
東証1部
2015年2月18日上場
本社所在地 日本
104-0032
東京都中央区八丁堀3-3-5
住友不動産八丁堀ビル5階
設立 2005年8月23日
業種 サービス業
事業内容 不動産投資サイト「楽待」の運営
代表者 坂口直大
発行済株式総数 1184万4400株(2021年7月期)
売上高 17億1645万円(2021年7月期)
純利益 4億9795万1千円(2021年7月期)
総資産 42億7985万8千円(2021年7月期)
従業員数 49人(2021年7月期)
決算期 7月
会計監査人 アーク有限責任監査法人
主要株主

坂口直大 67.92%

ノーザン・トラスト(AVFC)ノントリーティ 3.41%

外部リンク 株式会社ファーストロジック
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株式会社ファーストロジックは、日本のIT企業である。

国内最大の不動産投資サイト「楽待」を運営し、物件数・利用者数・使いやすさの3つのNo.1を獲得[1]

月間訪問者数は168万人で、多くの不動産投資家が利用するサイトである。東京都中央区に本社があり、大阪府大阪市北区にもオフィスを持つ。

「楽待」のサイト運営のほかに、不動産投資専門メディア「楽待新聞」を通じ、業界のニュースや不動産投資の成功談・失敗談などを無料で配信している。また、YouTubeの「不動産投資の楽待 (らくまち) 」は登録者数32.5万人を突破。企業公式チャンネルでは国内66位である(2021年12月時点)。[2]

企業理念は「社会の発展に貢献すること」。それを達成するためのビジョンとして「公正な不動産投資市場を創造する」を掲げている。[3]

  • 2005年(平成17年)
    • 8月 – 東京都渋谷区広尾において、資本金1000万円で株式会社ファーストロジックを設立
  • 2006年(平成18年)
    • 3月 – 不動産投資のポータルサイト「楽待」サービスの開始[4]
  • 2010年(平成22年)
    • 3月 – 大阪オフィスを開設[4]
    • 8月 – 楽待システムに関する国内特許を取得[4]
  • 2012年(平成24年)
    • 7月 – 不動産投資の「楽待」が収益物件数No.1を獲得[4]
  • 2013年(平成25年)
    • 1月 – 楽待システムに関する米国特許を取得[4]
    • 3月 – 不動産投資メディア「楽待新聞」をリリース[4]
    • 4月 – 「楽待」が利用者数No.1を獲得[4]
    • 12月 – 「楽待」が使いやすさNo.1を獲得[1]
  • 2015年(平成27年)
    • 2月 – 東証マザーズに上場
    • 4月 – Yahoo! JAPANと業務提携[5]
    • 6月 – 東京都千代田区丸の内二丁目「丸の内ビルディング」34階に本社移転
    • 7月 – 「大家さんの味方」サービスの開始
  • 2016年(平成28年)
    • 2月 – 東証1部へ市場変更
    • 10月 – J-WAVEラジオ番組「RAKUMACHI BIZ8」開始(2017年3月放送終了)[6]
  • 2017年(平成29年)
    • 7月 – 日本将棋連盟主催の「全国オール学生将棋選手権戦」に協賛[7]
  • 2018年(平成30年)
    • 3月 – 東京都千代田区有楽町一丁目「東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー」33階に本社移転
    • 6月 – 「楽待」が掲載不動産店舗数No.1[8]
  • 2019年(令和元年)
    • 2月 – NPO法人日本民家再生協会に124冊分の寄付金を贈呈[9]
    • 2月 – 不動産会社向け顧客対応アプリをリリース[10]
    • 4月 – 日本初のアストロバイオロジー(宇宙生物学)に特化した寄附プログラムを東京工業大学地球生命研究所(ELSI)と設立[11]
  • 2020年(令和2年)
    • 2月 – 「楽待」公式アプリが10万インストール達成[12]
    • 3月 – 「楽待」公式YouTubeチャンネル登録者10万人突破[13]
    • 5月 – 「楽待」会員数20万人を突破[14]
    • 6月 – 「楽待」公式アプリで、業界初の不動産会社・投資家向け「ビデオ通話機能」をリリース[15]
  • 2021年(令和3年)
    • 2月 – 「楽待不動産投資相談室」をリリース[16]
    • 5月 – 医療従事者を支援する「新型コロナウイルス支援プロジェクト」を実施[17]
    • 11月 – 「紺綬褒章」を受章[18]
    • 11月 – 東京都中央区八丁堀「住友不動産八丁堀ビル」5階に本社移転[19]
  • 2015年10月 – 第13回「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 日本テクノロジー Fast50」42位[20]
  • 2018年10月 – 「Forbes Asia’s 200 Best Under A Billion 2018」選出[21]
  • 2019年2月 – 日経新聞が発表した「平均成長率ランキング」1位[22]
  • 2020年1月 – 「第6回ホワイト企業大賞」推進賞受賞[23]
  • 2020年3月 – 「働きがいのある会社」ランキング小規模部門20位[24]
  • 2021年11月 – 「紺綬褒章」を受章[18]

創業のきっかけ[編集]

元々システム会社のサラリーマンだった創業者の坂口は、将来の年金不安を解決するため「大家業」に目を付けるも全く情報が得られず、不動産会社に訪問しても年収の低さから門前払いをされるだけだった。そこで、インターネット上で全国の不動産会社から物件を掲載してもらえば大きなビジネスチャンスになると考え、投資用物件を求める投資家と、物件を売りたい不動産会社のマッチングができる不動産投資専門サイトを作るため、株式会社ファーストロジックを設立した。

広告・広報活動[編集]

会社自体の広報活動や「楽待」サイトの広報活動において、奇抜なマーケティング施策を行っている。

2014年新卒採用サイトでは「学生お断り」というメッセージを打ち出し、多くの反響を受けた。また、当時「寿司の早食い採用」という特別選考枠を設けていた。選考は、「寿司打」というインターネットのタイピングゲームを使って行い、1位になった学生を最終選考に招待するというものだった。(いずれも現在は行っていない)

また「楽待」サイトの広報活動においては、「物件そのままプレゼント」「無人島物件特集」「購入金額の1%プレゼントキャンペーン」など、こちらも不動産投資家にとって衝撃的な内容であった。中でも、株式会社バーグハンバーグバーグが手掛けた「年収1000万円以下は見るな」ページは、炎上マーケティングとして話題になり、公開後わずか10日で60万PVを記録した[25]

  1. ^ a b 『使いやすさNo.1』:ゴメス・コンサルティング調べ(2019年6月)

    『利用者数No.1』:自社調べ(2019年4月)

    『物件数No.1』:自社調べ(2019年6月)

  2. ^ UserLocal YouTubeランキング企業公式チャンネル
  3. ^ 株式会社ファーストロジックコーポレートサイト
  4. ^ a b c d e f g 株式会社ファーストロジック沿革より
  5. ^ ヤフー株式会社2015年3月27日発表
  6. ^ J-WAVEトピックスより
  7. ^ ファーストロジックプレスリリース2017年7月12日発表
  8. ^ ファーストロジックプレスリリース2018年6月26日発表
  9. ^ ファーストロジックプレスリリース2019年2月1日発表
  10. ^ ファーストロジックプレスリリース2019年2月25日発表
  11. ^ ファーストロジックはELSIの「生命の起源」や「生命の分布」に関連したアストロバイオロジー研究を支援しています
  12. ^ ファーストロジックプレスリリース2020年2月12日発表
  13. ^ ファーストロジックプレスリリース2020年3月31日発表
  14. ^ ファーストロジックプレスリリース2020年5月25日発表
  15. ^ ファーストロジックプレスリリース2020年6月11日発表
  16. ^ ファーストロジックプレスリリース2021年2月8日発表
  17. ^ ファーストロジックプレスリリース2021年5月18日発表
  18. ^ a b ファーストロジックプレスリリース2021年11月22日発表
  19. ^ ファーストロジックお知らせ2021年11月24日
  20. ^ デロイトトーマツグループ2015年10月20日発表
  21. ^ 日本から選ばれた38社は?売上10億ドル以下、アジアの優良企業200社選出
  22. ^ ファーストロジックプレスリリース2019年2月5日発表
  23. ^ ホワイト企業大賞ホームページより
  24. ^ 日本における「働きがいのある会社」ランキングより
  25. ^ バーグハンバーグバーグTV第15回より

外部リンク[編集]