ヨーロッパ企画の暗い旅 – Wikipedia
『ヨーロッパ企画の暗い旅』は、2011年1月5日からKBS京都で放送されているバラエティ番組である。京都市に本拠がある劇団「ヨーロッパ企画」が手がけるとともに、ヨーロッパ企画にとって地上波テレビのレギュラー番組では初めての冠番組である。 また、本番組と連動する形で2011年5月15日からデイリーポータルZ内の動画コンテンツ「プープーテレビ」にて、『ヨーロッパ企画の暗い旅ポータル』を配信している[1]。本項ではこれについても触れる。 さまざまな「旅」に出て、エンターテイメントの新しい鉱脈を探し歩くドキュメントバラエティ番組である。 番組タイトルに「旅」の一文字が入っているが、本番組における「旅」は実際の旅番組のようにどこかに出かける「旅」もあれば、日常の中のささやかな冒険の「旅」やまだ見ぬ自分探しのような心の「旅」と緩やかな定義となっている。こうしたコンセプトをもとにして、毎回「行ったことのない場所へ行ってみる」「やりたかったことをやってみる」という偶然性と発見を重んじた実験的ドキュメントバラエティとなっている[2]。 タイトルの「暗い旅」というのは、完全に上田の心境である。結成12,3年目で本多劇場で初めてやれるようになったという時に、上田がプレッシャーに負けて体を壊してしまい(「サーフィンUSB」の時に)、目の前に氷山があるのによけられないようなタイタニックの悲劇みたいなことを思ってしまって、いったん体ひとつで暗い旅に出よう、と思って始めたのがこの番組である。一気に東京に進出するつもりだったのが、一転して、京都で小さい所から自分たちでまた一歩歩き出そう、という上田の暗い心境を反映している。 各回のタイトルには必ず「○○○○の旅」というタイトルになるが、実際に撮影しているのはヨーロッパ企画の本拠となっている、いわゆる「ヨーロッパハウス」(劇団事務所)やその周辺部がメインとなっている。ただし、ごくまれに東京都世田谷区下北沢のいわゆる「下北ハウス」(劇団の東京事務所)で撮影したことがあるほか、ニッポン放送のオールナイトニッポン0とコラボした舞台『前田建設ファンタジー営業部』の関連企画で、東京都内にある前田建設の本社で撮影したことがある。 また、本番組では「イエゴラスイッチ」(『ピタゴラスイッチ』)、「SAKEKE」(『SASUKE』)、「サカイアローン」(『ホームアローン』)、「ファミリーサケピューター」(『ファミリーコンピュータ』)といった他局の番組や映画やゲーム機などをパロディ(特に、ヨーロッパ企画メンバーの酒井善史の名前を冠することが多い)にした回も何度かあり、実際にヨーロッパ企画のメンバーがそれに挑戦している。 出演者・スタッフ[編集] ヨーロッパ企画 ヨーロッパ企画メンバーのうち、毎回必ず出演しているレギュラーは石田剛太と酒井善史の2名である。 劇団代表の上田誠や上記の石田・酒井を除いたヨーロッパ企画メンバーについては、放送回のテーマに沿った形で出演する形になっている。また、ヨーロッパ企画本公演には出演しない黒木組の黒木正浩も本番組には出演することがある。 ゲスト – 回によってはヨーロッパ企画と関係の深い京都の演劇人や音楽関係者などをゲストに迎えることがある。 企画・構成:上田誠(ヨーロッパ企画) ディレクター:西垣匡基(ヨーロッパ企画、2011年1月〜)、橋本尚和(2015年1月〜)[6] イラストデザイン:角田貴志 プロデューサー:押谷昭宏(KBS京都)、吉田和睦(ヨーロッパ企画) 制作著作:KBS京都、ヨーロッパ企画/オポス 放送リスト[編集]
Continue reading
Recent Comments