安食教会(あじききょうかい)は、明治初期に誕生した、千葉県栄町にある先駆的農村教会である。現在は日本基督教団に所属する。
東京メソヂスト教会の宣教師ジュリアス・ソーパーと大貫文七により、千葉県印旛郡安食村(現・印旛郡栄町)に伝道が開始され、1878年(明治11年)4月に安食属会(教会)が発足する。同年11月から1年間、相原英賢が定住して伝道を行い、利根川対岸の茨城県まで伝道圏が広がった。相原時代には布鎌に定住し、布鎌、十里、安食の属会があり、十里、安食、芝神、小文間、藤蔵川、須賀などに講義所を設け、小文間と水戸に2つの属会が追加された。これらを総称して、常総メソジスト教会と呼ばれる。さらに中心は布鎌から竜ヶ崎に移り、茨城県の伝道が盛んになった。
1879年(明治12年)に布鎌に会堂が建設された。また、安食にも会堂が建設される。
参考文献[編集]
- 『日本キリスト教歴史大事典』教文館、1988年
- 『クリスチャン情報ブック2007』いのちのことば社、2006年
日本基督教団
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統理者 |
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総会議長 |
初代: 阿部義宗 – 第2代: 真鍋頼一 – 第3代: 小崎道雄 – 第4代: 武藤健 – 第5代: 白井慶吉 – 第6代: 大村勇 – 第7代: 鈴木正久 – 第8代: 飯清 – 第9代: 吉田満穂 – 第10代: 戸田伊助 – 第11代: 後宮俊夫 – 第12代: 辻宣道 – 第13代: 原忠和 – 第14代: 小島誠志 – 第15代: 山北宣久 – 第16代: 石橋秀雄
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教団内グループ |
日本基督教団改革長老教会協議会 – 日本基督教団全国連合長老会 – 教団新生会 – ホーリネスの群 – FM会 – マケドニヤ会
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認可神学校 |
東京神学大学 – 同志社大学 – 関西学院大学 – 日本聖書神学校 – 農村伝道神学校 – 東京聖書学校
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教団内組織 |
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キリスト教主義学校 |
青山學院 – 青山学院大学 – 桜美林 – 桜美林大学 – 関西學院 – 啓明學院 – 敬和学園高等学校 – 学校法人聖学院 – 聖学院大学 – 千葉英和高等学校 – 同志社 – 東北学院 – 東北学院大学 – 広島女學院 – 広島女学院大学 – 福岡女學院 – 福岡女学院大学
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関連項目 |
日本キリスト教協議会 – 社会派 – 教会派 – 第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白
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日本基督教団成立時の部制(1941年)
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指導者 |
- 教団統理者:富田満(日本基督教会牧師)
- 教団議長阿部義宗(日本メソジスト教会監督)
- 第4部参与:千葉勇五郎
- 第6部参与:車田秋次
- 第7部参与:澤村五郎
- 第8部参与:土山鉄次
- 第9部参与:工藤玖三
- 第10部参与:白戸八郎
- 第11部参与:渡辺林太郎
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11部制 |
第1部 |
- 日本基督教会(戦後は一部が、日本基督改革派教会 · 日本キリスト教会として離脱する。)
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第2部 |
- 日本メソジスト教会
- 日本美普教会
- 日本聖園教会(戦後も残留、教団内でFM会を形成する。)
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第3部 |
- 日本組合基督教会
- 日本基督同胞教会
- 日本福音教会
- 基督友会
- 基督教会(戦後も大多数が残留)
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第4部 |
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第5部 |
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第6部 |
- 日本聖教会(1949年一部が離脱して日本ホーリネス教団を設立する。一部は残留して教団内でホーリネスの群を形成。)
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第7部 |
- 日本伝道基督教団
- 日本イエス・キリスト教会
- 基督伝道教会
- 基督宣教会
- 基督復興教会
- 日本伝道基督教団
- 日本ペンテコステ教会
- 日本聖潔基督教会
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第8部 |
- 日本聖化基督教団
- 日本自由メソジスト教会
- 日本ナザレン教会
- 日本同盟基督協会
- 世界宣教団
- 戦後に、日本自由メソヂスト教団 · 日本ナザレン教団 · 日本同盟基督教団が離脱するが、一部はマケドニヤ会として残存する。
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第9部 |
- きよめ教会(1946年に離脱して、基督兄弟団を設立。1958年更に一部が離脱して基督聖協団を設立)
- 日本自由基督教会
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第10部 |
- 日本独立基督教会同盟会
- ウェスレアン・メソヂスト教会
- 普及福音教会
- 日本一致基督教団
- 東京基督教会
- 日本神の教会
- 日本聖書教会
- 聖霊教会
- 活水教会
- アドベント教会
- 基督心宗教団
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第11部 |
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教団非加入の単立 |
ホーリネス系 |
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その他 |
- 美濃ミッション
- 耶蘇基督之新約教会
- 日本聖公会の一部
- 日本灯台社
- プリマス・ブレズレン
- イエス之御霊教会
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関連項目 |
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日本のキリスト教史
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カトリック |
安土桃山時代 |
ヤジロウ – ザビエル来日(1549年)- 鹿児島のベルナルド- 籠手田安経 – ロレンソ了斎 – 大内義隆 – キリシタン大名 – 大村純忠 – 有馬晴信 – 高山右近 – 大友義鎮 – 細川ガラシャ – 天正遣欧少年使節(1582年) – バテレン追放令(1587年) – サン=フェリペ号事件(1596年) – 日本二十六聖人(1597年) – キリシタン版 – ドチリナ・キリシタン
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江戸時代 |
慶長遣欧使節(1613年) – 禁教令(1612年・1613年) – 元和の大殉教(1622年) – 聖トマス西と15殉教者(1633年 – 1637年) – 八重山キリシタン事件(1634年) – 島原の乱(1637年) – 郡崩れ(1657年) – 豊後崩れ(1660年) – 濃尾崩れ(1661年) – 浦上一番崩れ(1790年) – 天草崩れ(1805年) – 浦上二番崩れ(1842年) – 浦上三番崩れ(1856年) – 隠れキリシタン – 転びキリシタン – 踏み絵 – 宗門改
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幕末・明治時代 |
ベルナール・プティジャン – 大浦天主堂 – 浦上四番崩れ(1867年) – 高木仙右衛門 – 五島崩れ(1868年)
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大正・昭和初期 |
上智大生靖国神社参拝拒否事件(1932年) – 奄美カトリック迫害(1933年) – 祖国に対する信者のつとめ(1936年)
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戦後 |
ヨハネ・パウロ2世(1981年) – フランシスコ(2019年)
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プロテスタント (主流派) |
幕末・明治時代 |
横浜バンド(1859年) – 日本基督公会(1872年) – 横浜宣教師会議(1872年) – 熊本バンド(1876年) – 札幌バンド(1876年) – 日本基督一致教会(1877年) – 第一回大親睦会(1878年) – 東京青年会(1880年) – リバイバル(1883年) – 大阪宣教師会議(1883年) – 第三回大親睦会(1883年) – 福音同盟会(1885年) – 明治元訳聖書(1887年) – インブリー事件(1890年) – 内村鑑三不敬事件(1891年) – 日本の花嫁事件(1893年) – 東京宣教師会議(1900年) – 二十世紀大挙伝道(1901年) – 共通讃美歌(1903年) – 宣教開始50年記念会(1909年) – エディンバラ会議(1910年)
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大正・昭和初期 |
三教会同(1912年) – 日本基督教会同盟(1912年) – 全国協同伝道(1914年 – 1917年) – 日本基督教連盟(1923年) – 神の国運動(1930年 – 1935年) – 神棚事件(1935年) – 基督教信徒大会(1940年) – 日本基督教団(1941年) – 感謝状(1941年) – 大東亜共栄圏への書翰(1944年)
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戦後 |
NCC(1948年) – ラクーア伝道(1954年 – 1960年) – 戦責告白(1967年) – 反万博闘争(1970年) – 日本プロテスタント宣教150周年(2009年)
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プロテスタント (福音派) |
明治時代 |
バックストン来日(1890年) – 松江バンド(1891年) – ちいさき群(1896年) – 中央福音伝道館(1901年) – 福音主義論争(1901年 – 1902年)
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大正・昭和初期 |
再臨運動(1918年) – ホーリネス・リバイバル(1919年・1930年) – 聖書信仰連盟(1933年) – ホーリネス分裂事件(1933年 – 1936年) – ホーリネス弾圧事件(1942年)
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戦後 |
日本宣教百年記念聖書信仰運動(1959年) – 日本プロテスタント聖書信仰同盟(1960年) – 日本福音同盟(1968年) – 新改訳聖書(1970年) – 福音主義神学会(1970年) – ローザンヌ会議(1974年)日本伝道会議(1974年・1982年・1991年・2000年・2009年) – ビリー・グラハム国際大会(1980年) – マニラ会議(1989年) – 日本プロテスタント宣教150周年(2009年)
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正教会 |
ニコライ・カサートキン – 沢辺琢磨 – 日本ハリストス正教会
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その他 |
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