タクシン大学 – Wikipedia
タクシン大学(タイ語:มหาวิทยาลัยทักษิณ、英語:Thaksin Univeristy、略称:TSU)は、1968年に設立されたタイ王国南部の国立大学である。2つのキャンパスに12の学部と15の研究機関で構成されている。メインキャンパスは、ソンクラー県の県庁所在地ソンクラー市街にある。タクシンの名前はタイ語で「南部」を意味しており、タイ南部を代表する大学として、地域に根差した学術活動と教育サービスを行っている。 サンスクリット語で「南の」を意味する「タクシン」にちなんで名付けられたタクシン大学は、タイ王国における国立大学である。タクシン大学は、自治運営されるグローバル機関としての位置づけで、1996年9月1日タイ王国議会において「タクシン大学法」が可決。政府予算の執行を受けて設置が決定した。 1954年に設置されたプラナコーン県高等師範養成学校を母体に、1968年10月1日ソンクラー教育大学が現在のソンクラーキャンパスの場所に設立された。この1968年10月1日はタクシン大学の設立記念日となっている。1974年シーナカリンウィロート大学ソンクラーキャンパスに改称。1989年にパッタルンキャンパスの造成開始。1990年5月29日タイ政府はパッタルンキャンパスの開校を承認。1996年11月1日タクシン大学法により、タクシン大学に改称し今日に至る。 タイ南部は貴重な鉱物を多く産出し、ビーズの産地として広く知られる。中国では玉の素材として珍重され古代より交易が盛んであった。 ソンクラー県はタイ南部において経済的に最大の県である。県南西はマレーシアと国境を接し、東はタイランド湾、北東にはタイ最大の天然の湖であるソンクラー湖(1,040 km2)を有する。商都ハートヤイは日本企業なども多く進出しており、ハートヤイ国際空港や大型ショッピングセンターが集まる南部経済の拠点である。ソンクラーキャンパスの位置する県庁所在地ソンクラー(正式名称:ムアンソンクラー郡、ムアンは県庁所在地を示す)は、海とソンクラー湖に挟まれ風光明媚な環境の中、古くから貿易の拠点として栄え、中国文化と融合した独特な街並みは「ソンクラーオールドタウン」と呼ばれ、多くの外国人観光客が訪れる観光地となっている。現在世界文化遺産の立候補地として準備を進めている。ソンクラーキャンパス周辺は、サミラビーチ、ソンクラー湖、ヨー島、などの自然に恵まれ、また前述のソンクラー旧市街(世界文化遺産候補地)やソンクラー水族館、ソンクラー動物園、ソンクラー市立公園などの観光地やソンクラー天文台などに囲まれ、充実したキャンパスライフを送ることができる。 パッタルン県は、影絵芝居の生まれた地として知られ、ソンクラー湖の西側に面したのどかな県である。汽水湖であるソンクラー湖の西側にあるため、内陸県であり海には面していない。 日本語教育[編集] 東南アジアの中心的な国であるタイの発展はめざましく、日本の製造業やサービス業の進出が多く進み、日タイの文化的な交流がますます盛んになるなど、有為な人材が強く求められているが、タイ南部には日本語専攻が二つしかなくその重要性は高まるばかりである。本専攻では地域の中・高校の語学キャンプやコンクールを開催。また学生の日本留学や在タイ日本企業や日本でのインターンシップなどを積極的に行い、高度な日本語能力の人材育成に力を入れている。タクシン大学は国際交流基金のさくらネットワークメンバーとして地域の日本語教育の中核的な貢献を期待されている。 キャンパスと学部[編集] ソンクラーキャンパス[編集] ソンクラーキャンパス正門からの風景 ソンクラーキャンパスは、大きく2つに分かれている。メインキャンパスは、ソンクラーに0.22平方キロの土地を有する。もう一つは、ソンクラー湖に浮かぶ島「コヨー(ヨー島)」で、「ISTS(タイ南部研究所)」および「タクシン民俗博物館」がある。 人文社会科学部 :13専攻で構成されている。 タイ語 英語 マレー語 日本語 中国語
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