Month: February 2018

第一次怪獣ブーム – Wikipedia

「怪獣ブーム」はこの項目へ転送されています。第二次怪獣ブームについては「変身ブーム」をご覧ください。 第一次怪獣ブーム (だいいちじかいじゅうブーム)とはテレビ番組『ウルトラQ』、『ウルトラマン』の影響で、巨大な「怪獣」が登場する特撮テレビ番組が相次いで制作され、児童を主体として爆発的に怪獣がブームとなった日本の社会現象である。期間としては1966年(昭和41年)から1968年(昭和43年)頃とされる。 1966年(昭和41年)、映画「ゴジラシリーズ」の生みの親である円谷英二が設立した円谷特技プロダクションが、TBSで『ウルトラQ』を放映開始。それまでは映画でしか見られなかった怪獣たちが、これを皮切りに毎週テレビに登場。続く『マグマ大使』(フジテレビ)、『ウルトラマン』(TBS)の放映によって、子供たちの間に「怪獣ブーム」と呼ばれる爆発的な社会現象となったもの。 この社会現象は当時、マスコミによって「怪獣ブーム」と名づけられたが、「第一次怪獣ブーム」との呼称で文献に現れるのは1979年(昭和54年)発行の「別冊てれびくん1・ウルトラマン」(小学館刊)、「空想特撮映像の素晴らしき世界・ウルトラマンPART2」(朝日ソノラマ刊)、「大特撮」(有文社刊)からである。1971年(昭和46年)から始まる「第二次怪獣ブーム」は、等身大ヒーローが主流であり、当時のマスコミは「変身ブーム」と呼んだ。 以後、出版物や玩具市場にも怪獣関連商品が立ち並び、テレビ・映画界では各社こぞって怪獣の登場する作品を制作。主な製作会社は円谷特技プロダクション、ピー・プロダクション、東映など。まだカラーテレビが普及していない時代であり、作品はカラー、モノクロを問わなかった。『ウルトラQ』に続く番組枠では、東映が『ウルトラマン』の後番組として巨大怪獣の登場する『キャプテンウルトラ』を制作、本家円谷特技プロはさらに『ウルトラセブン』へと作品を継続、ブームの屋台骨となった。 また、『ウルトラマン』が決定づけた「変身する巨大ヒーロー」の意匠は、東映による巨大ロボットを主役とした『ジャイアントロボ』で、巨大な怪獣と互角に戦う巨大ロボットヒーローのバリエーションも生み、話題となった。 これらの作品はどれも高視聴率を獲得し、大いにブームを過熱させた。しかし当時は商品化ビジネスが確立しておらず、特撮を用いた番組製作に必要な莫大な製作費は、制作プロダクションに高負担を強くこととなり、『ジャイアントロボ』に至っては13話で番組期間延長が決定しながらも、26話で放送終了となった[1]。 社会への影響[編集] このブームに、「怪獣」という用語は子供たちだけでなく、大人たちもこぞって使う言葉となった。教育評論家の阿部進はブーム以降、自らを怪獣化して「カバゴン」と名乗り、主題歌まで作られている。子供の教育に熱心な「教育ママ」は、「ママゴン」という怪獣に喩えられた。以後、子供たちの遊びは「忍者ごっこ」、「チャンバラごっこ」から、「怪獣ごっこ」にとって代わられていった。また、ブーム後の1970年(昭和45年)の大阪万博の巨大ジェットコースターには、「ダイダラザウルス」という怪獣名がつけられている。 他分野への影響[編集] またこの空前の「怪獣ブーム」は、テレビや映画の他の分野作品にも波及、東映京都制作の『仮面の忍者 赤影』は、忍者を題材とする作品にも関わらず、ブームを意識して巨大怪獣を登場させた。 アニメにおいても、映画『サイボーグ009』の副題が「怪獣戦争」とされ、『ゲゲゲの鬼太郎』の原作及びアニメにおいて、怪獣のように巨大な妖怪や恐竜が登場し、怪獣そのものをキャラクター化したタツノコプロの『おらぁグズラだど』やピープロの『ちびっこ怪獣ヤダモン』が放映されるなど、このブームはメディアを超えて様々な影響を与えていた。また、1967年(昭和42年)には「キングコング・ブーム」というものもあり、日本制作の逆輸入アニメ作品の放映と、キャラクター設定を共通させた映画『キングコングの逆襲』とのメディアミックス企画も生まれている。 映画界への影響[編集] テレビから始まった「社会現象」としてのこの怪獣ブームは映画界にも波及した。 大映は、東宝の怪獣映画に対抗して1965年(昭和40年)に独力で『大怪獣ガメラ』を製作して大ヒットを飛ばしていたが、翌1966年(昭和41年)には『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』と『大魔神』の二本立て興行を行い、ドル箱シリーズとした。 当時邦画は斜陽期を迎え、軒並み興行成績が低下していたこともあり、大映のこの『ガメラシリーズ』の好調を商機と捉え、1967年(昭和42年)には日活が『大巨獣ガッパ』、松竹が『宇宙大怪獣ギララ』を制作するなど、本来畑違いの映画会社までが参戦。海外セールスに有利な「怪獣映画」は、政府もドル箱として有効性を認め、これらの映画制作に「社団法人・映画輸出振興協会」が「輸出映画産業振興金融措置」として融資を行う過熱ぶりだった。 ゴジラ映画やこれらの怪獣映画に顕著なのは、観客層をそれまでの一般層から、「怪獣ブーム」の主体である低年齢層に絞っていることである[2]。「ミニラ」や「ギララ」、「バイラス」といった怪獣の名前は、少年週刊誌で懸賞公募され、命名式には多数の子供たちが招かれた。

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ビル・ガボア – Wikipedia

ビル・ガボアBill Gabor 故人 ポジション SG 基本情報 愛称 Bullet Bill 生年月日 1922年5月13日 国籍 アメリカ合衆国 出身地 ニューヨーク州ビンガムトン 没年月日 (2019-06-04) 2019年6月4日(97歳没) 身長(現役時) 180cm (5 ft 11 in)

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