津田梅子〜お札になった留学生〜 – Wikipedia
『津田梅子〜お札になった留学生〜』(つだうめこ おさつになったりゅうがくせい)は、2022年3月5日の21時 – 23時5分にテレビ朝日系列で放送されたテレビドラマ[1][2]。主演は広瀬すず[1][2]。
本作ではアメリカ留学から戻った17歳から再留学する25歳までの物語を中心に描かれ、11年間に渡るアメリカ留学から帰国後に思うような仕事に就けずに思い悩む中、結婚という道を選ぶ同世代の女性たちを横目に自分は何をしたいのか、何をすべきなのかを模索していくさまを描く[1][2]。
あらすじ[編集]
父親仙による熱心な働きかけで最年少の当時6歳の梅は11年間の海外留学へ行く事になる。留学中に仲間の吉益亮が1年で帰国させられると言うハプニングはあったものの、ホームステイを通じて無事帰国。留学した知識を広めて国につくそうと森有礼を通じて学校教師の仕事を斡旋してもらおうとするが、当時の文部大臣から冷たくあしらわれ政府が彼女たちを留学させた目的も、文明開化を欧米諸国にアピールする為の政治的パフォーマンスであった事と解り彼女たちは絶望する。また折角斡旋してもらった教師の仕事も安い月給と、女学校は結婚する際の箔付けと、社会進出には程遠い日本の女子教育の現状を知らされ梅子は大いに悩む。
キャスト[編集]
- 津田梅(つだ うめ)
- 演 – 広瀬すず[1][2](幼少期:志水心音)(晩年:原田美枝子[3][4])
- 本作の主人公。女子英学塾(のちの津田塾大学)の創設者。
留学生仲間[編集]
- 山川捨松(やまかわ すてまつ)
- 演 – 池田エライザ[5][6](幼少期:高尾日歌)
- 梅の留学仲間。のちに大山巌の妻となる。
- 永井繁(ながい しげ)
- 演 – 佐久間由衣[5][6](幼少期:ゆきな)
- 梅の留学仲間。のちに海軍軍人の瓜生外吉の妻となる。
- 吉益亮(よします りょう)
- 演 – 宮澤エマ[3][4](幼少期:武上陽奈)
- 梅の留学仲間。のちに海岸女学校で英語教師を務める。
- 上田悌(うえだ てい)
- 演 – 早瀬 憩
- 梅の留学仲間。
- 神田乃武(かんだ ないぶ)
- 演 – 井之脇海[3][4]
- 海外留学生。
梅の家族[編集]
- 津田仙(つだ せん)
- 演 – 伊藤英明[3][4]
- 梅の父であり、農学者および教育者。通訳として渡米した経験があり英語が堪能。
- 津田初(つだ はつ)
- 演 – 内田有紀[3][4]
- 梅の母。
- 津田琴子(つだ ことこ)
- 演 – 井上希美
- 梅の姉。
その他の人物[編集]
- 森有礼(もり ありのり)
- 演 – ディーン・フジオカ[3][4]
- 第1次伊藤内閣の初代文部大臣。
- 伊藤博文(いとう ひろぶみ)
- 演 – 田中圭[3][4]
- 初代内閣総理大臣。梅が留学生として随行した岩倉使節団に副使として参加。
- 福岡孝弟(ふくおか たかちか)
- 演 – 長谷川朝晴
- 文部卿。
- 下田歌子(しもだ うたこ)
- 演 – 平岩紙[3][4]
- 明治から大正にかけて活躍した教育者であり、歌人。桃夭女塾(のちの実践女子大学)の創設者。
- 瓜生外吉(うりゅう そときち)
- 演 – 時任勇気
- 大山巌(おおやま いわお)
- 演 – BOB
- 陸軍卿。捨松の夫。
- 伊藤博文夫人
- 演 – 渡辺早織
- 森常
- 演 – 咲妃みゆ
- ランマン夫妻
- 演 – ミッシェル・タケ、ロバート・アンダーソン
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