オシピー(英: Ossipee)は、アメリカ合衆国ニューハンプシャー州キャロル郡の町であり、同郡の郡庁所在地である[1]。2010年国勢調査では、人口4,345 人だった[2]。町内には幾つかのビレッジが入っており、リゾート地であり、パイン川州有林の一部が入っている。 センターオシピー、1915年頃 オシピーとなった地域は当初ウィグワム・ビレッジと呼ばれ、その後ニューガーデンとなり、最後はアルゴンキン語族インディアン12部族の1つであるオシピー族からオシピーと名付けられた。インディアンが防御柵を施した砦のあった場所であり、西に居たモホーク族からの防御を目指していた。1725年、インディアンの砦が破壊され、その後ジョン・ラブウェル大尉が砦を再建した。1785年2月22日、ニューハンプシャー議会がオシピーを町として法人化した[3]。 町の土地は「粗くて平坦ではなく、一部では岩や山がある」が、農夫達は牧草栽培に適していると判断し、さらに小麦やジャガイモを育てた。主要産品は農産物、材木、牛だった。1859年、この時の人口は2,123人であり、町内には製材所12か所、扉工場1つ、窓枠とブラインドの工場1つ、製紙工場1つ、革なめし場4か所があった[4]。1871年、ポーツマス・グレートフォールズ・アンド・コンウェイ鉄道がオシピーコーナーまで開通し、1875年にはセンターオシピーまで延伸された。鉄道は商売と観光客をもたらし、町が夏のリゾート地として発展するのに貢献した。しかし、旅客鉄道の運行は1961年に停止され、1972年には貨物列車もなくなった[5]。 町の西にはオシピー山地もあり、古代の火山性環状岩脈がある円形をした山地である。砂と砂利の産地であり、ニューハンプシャー・ノースコースト鉄道によってマサチューセッツ州ボストン市まで運ばれている。 アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、町域全面積は75.6平方マイル (196 km2)であり、このうち陸地70.8平方マイル (183 km2)、水域は4.8平方マイル (12 km2)で水域率は6.37% である[6]。オシピー町内をオシピー川、パイン川、ビーチ川、ベアキャンプ川、ラベル川が流れている。町の北東部にオシピー湖がある。町内最高地点は標高2,080フィート (630 m) の無名の山であり、町内西部のオシピー山地の中にある。 町内をニューハンプシャー州道16号線、同25号線、同28号線、道171号線が通っている。町の北東はフリーダムとエフィンガム、南東はウェイクフィールド、南西はウルフボロ、タフトンボロ、ムールトンボロ、北西はタムワース、北はマディソンの各町に接している。 町の中に2つある主要な地区はセンターオシピーとオシピーコーナーである。センターオシピーはニューハンプシャー州道16号線と同25号線の交差点南近くにあり、オシピーコーナー(地形図では『オシピー』と表示されている)はセンターオシピーの南5マイル
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