マノー・MRT05 – Wikipedia

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マノー・MRT05 (Manor MRT05) は、マノー・レーシングが2016年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。

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2016年2月22日、バルセロナの合同テスト初日に発表された[1]。この年からチーム名を「マノー・マルシャF1チーム」から「マノー・レーシング」に[2]、パワーユニット(以下、PUと略す)をフェラーリからメルセデスに変更した[3]。なお、コンストラクター表記は「MRT・メルセデス」となる[2]。ギアボックスは、マノーと同じメルセデス製PUを使用しているウィリアムズから提供された。前年のマルシャ・MR03B同様ロングノーズを採用、カラーリングはブルー&オレンジに変更されている[4]

2016年シーズン[編集]

シーズンを通して予選の多くでQ1脱落、決勝ではバックマーカーに沈んだが、第9戦オーストリアGPでは天候がめまぐるしく変わる中でパスカル・ウェーレインが予選でQ2進出を果たし、予選12位を獲得。決勝でも荒れたレースをかいくぐり10位入賞。マノー・レーシングになってからは初、前身のマルシャ時代を含めれば2014年モナコGPでのジュール・ビアンキ以来の入賞を果たした。シーズン後半からはリオ・ハリアントに代わって、ルノーのリザーブドライバーを務めているエステバン・オコンが起用された[5]。第20戦ブラジルGPで無得点だったザウバーが2ポイントを獲得したことでコンストラクターズランキング最下位に転落した。シーズン終了後、新たな売却先との交渉はまとまらず、チームは消滅した。

スペック[編集]

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シャシー[編集]

  • 名称 MRT05
  • シャシー素材 アルミハニカム
  • ボディワーク素材 カーボンファイバー
  • サスペンション
  • ステアリング マノー・レーシング
  • ホイール マノー・レーシング
  • タイヤ ピレリ
  • ブレーキ
  • 燃料タンク ATL製
  • エレクトロニクス FIA認可システム
  • フロントトレッド 1,799 mm
  • リアトレッド 1,799 mm
  • ホイールベース 3,400 mm
  • 全長 5,000 mm
  • 全高 949 mm
  • 重量 702kg(ドライバーを含む)
  • ステアリングホイール マノー・レーシング カーボンファイバー製
  • ドライバーズシート マノー・レーシング カーボンファイバー製
  • シートベルト サベルト 5点式ハーネス

パワーユニット[編集]

トランスミッション[編集]

  • ギアボックス ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング 8速+リバース1速
  • ギアセレクション シーケンシャル・セミオートマチック 油圧作動
  • クラッチ APレーシング カーボンプレート

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