セーケシュフェヘールヴァール – タポルツァ線 – Wikipedia

セーケシュフェヘールヴァール – タポルツァ線(ハンガリー語: Székesfehérvár–Tapolca-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は29。バラトナカラッチャからバダチョニラーブディヘジまでの73km、バラトン湖の北岸に沿って走る路線である[1]

運行形態(夏季を除く)[編集]

特急と普通について説明する[2]

区間特急(S)[編集]

  • ブダペスト – セーケシュフェヘールヴァール – タポルツァ
    2時間に1本の運行。途中、フェヴェニェシュとセペズドフュルデーは交互に半数ずつが通過する。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
    2020年春以前は、春季・夏季限定の一日1往復の運行で、029号線内は各駅に停車していた。当時は、特急(O)が優等列車として通年運行していた。

普通[編集]

  • セーケシュフェヘールヴァール – バラトンフュレド
    2時間に1本の運行。
    2020年春以前は、原則タポルツァまで直通していた。
  • バラトンフュレド – タポルツァ
    一日3往復の運行。うち1往復がセーケシュフェヘールヴァールまで直通する。
    2020年春以前は、上記フュレド以東の列車と直通していて、2時間に1本の運行であった。

過去の運行系統[編集]

  • 特急(O)
    • ブダペスト – セーケシュフェヘールヴァール – タポルツァ
      一日あたり春季3往復、秋季・冬季2往復運行していた。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通していた。アルショーエルシュ以東は区間特急(S)と同じ停車駅で、アルショーエルシュ以西はバラトンフュレド、バラトナカリ・デルギチェ、ザーンカ・ケヴェシュカール、レーヴフュレプ、バダチョニトマイ、バダチョニ、バダチョニテルデミツ・シグリゲト(一部通過)、タポルツァであった。
      2020年春限りで、区間特急(S)の通年設定により休止。

運行形態(夏季)[編集]

特急「インターシティ(IC)」[編集]

  • ケーク・フッラーム号: ブダペスト – セーケシュフェヘールヴァール – タポルツァ
    夏季限定で、2時間に1本の運行。途中、セーケシュフェヘールヴァール、バラトナルマーディとバラトンフュレド以西の各駅に停車する(ただし、セペズドフュルデーとバラチョニェルシュは通過)。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
    2020年以前は、区間特急(S)として運行していて、セペズドフュルデーとバラチョニェルシュにも停車していた。
  • レヴェンドゥラ号: タポルツァ → セーケシュフェヘールヴァール → ブダペスト南駅
    夏季限定で、片道のみ一日1本の運行。途中、バダチョニテルデミツ、バダチョニ、バダチョニトマイ、レーヴフュレプ、ザーンカ・ケヴェシュカール、バラトナカリ、バラトンフュレドと、アルショーエルシュ以東の区間特急(S)停車駅に停車する。
    2021年に運行を開始した。

特別快速(Ex)[編集]

  • テケルゲー号: ニーレジハーザ/ソルノク – セーケシュフェヘールヴァール – ザーンカ・エルジェーベトターボル ( – タポルツァ)
    一日1往復、ニーレジハーザ – ザーンカ間に運行。ただし休日はソルノク – タポルツァの列車が増発され、一日2往復の運行となる。フュレド以東は区間特急(S)と同じ停車駅で、フュレド以西はバラトナカリ、ザーンカ・エルジェーベトターボル、ザーンカ・ケヴェシュカール、レーヴフュレプ、バダチョニェルシュ、バダチョニトマイ、バダチョニに停車する。
    過去の運行形態

    2018,19年は、ザーホニ発着の1往復を除き、普通列車(O)として運行していた。平日はタポルツァまで一日2.5往復運行していた。休日は本数が多く、特に金曜日の西行と日曜日の東行は最大で片道5本運行していた。チョパク、バダチョニェルシュを通過していた。
    2020年に、特急(O)に格上げされた。
    2021年に、種別が特別快速(Ex)に変更された他、快速の増発に伴って大幅に減便され、ソルノク方面への直通列車のみとなった。チョパク、バダチョニェルシュは停車となった。

快速(IR)[編集]

  • ヴィーズポーク号: ブダペスト南駅 – セーケシュフェヘールヴァール – バラトンフュレド
    2時間に1本の運行。セーケシュフェヘールヴァール – バラトナカラッチャ間ノンストップで、バラトナカラッチャ以西は各駅に停車する。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
    過去の運行形態

    2020年に、区間特急(S)の「フェチケ」号として、休日の東行片道1本のみが運行を開始した。当時はカープタランフュレドとセーケシュフェヘールヴァールを通過し、ブダペスト側の終点はケーバーニャ・キシュペシュトであった。
    2021年に、2時間に1本の運行に増発された。快速(IR)「ヴィーズポーク」号に変更となった他、カープタランフュレドとセーケシュフェヘールヴァールは停車に変更され、ブダペスト南駅発着となった。

  • カティツァ号: ブダペスト南駅 – セーケシュフェヘールヴァール – バラトンフュレド
    夏季限定で、2時間に1本の運行。セーケシュフェヘールヴァール – バラトンフュレド間の各駅に停車する。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通する。
    2020年度に限り、サバドバッチャーンを通過していた。2020年以前は区間特急(S)として運行していた。

普通[編集]

  • (セーケシュフェヘールヴァール – ) バラトンフュレド – タポルツァ
    2時間に1本の運行。早朝・深夜のみ、セーケシュフェヘールヴァールまで運行される。多くは、ザーンカ・エルジェーベトターボルとバダチョニラーブディヘジを通過する。
    2020年以前は全線で早朝・深夜のみの運行であった。また、ザーンカ・エルジェーベトターボルとバダチョニラーブディヘジにも停車していた。

過去の運転系統[編集]

  • 区間特急(S)
    • ブダペスト – セーケシュフェヘールヴァール – タポルツァ
      2020年以前、夏季限定で、一日1往復運行していた。ブダペスト行は029号線内各駅に停車するが、タポルツァ行に限り、セーケシュフェヘールヴァール – バラトナカラッチャ間ノンストップで運行していた。セーケシュフェヘールヴァール以東は30号線に直通していた。
      2021年以降、フュレド以西は普通に、フュレド以東は快速カティツァ号に吸収される形で休止。

以下では、ハンガリー国鉄29号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。[2]

  • 種別
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:一部通過
    • 印:一部停車
    • |印:全列車通過

(*1): 2021年6月に、ザーンカフュルデー駅から改称。駅名の変遷はザーンカ・エルジェーベトターボル駅の記事を参照。

脚注・出典[編集]