紀元前17世紀 – Wikipedia

紀元前17世紀(きげんぜんじゅうななせいき)は、西暦による紀元前1700年から紀元前1601年までの100年間を指す世紀。

クノッソス宮殿。この時代にクレタ文明を代表するこの宮殿は「新宮殿時代」を迎え領域は拡張された。画像は二人の女性を伴った「牛跳び」の壁画でこの宮殿を飾っていたもの。なお紀元前17世紀にはクレタ文明に何らかの影響を及ぼしたサントリーニ島の火山が大爆発を起こしている。

「ファラオの穀物倉庫監督のヨセフ(ローレンス・アルマ・タデマの歴史画)」。ヘブライ人ヤコブの息子ヨセフは「創世記」ではエジプトで高官となったと記されている。異邦人ヒクソスがエジプトに侵入し、第15王朝・第16王朝を立てたこの時代こそ、ヨセフの時代に相当すると考えられている。

紀元前1700年代[編集]

  • 紀元前1700年 – 紀元前1500年頃 – 西アジアでフルリ人による征服。
  • 紀元前1700年 – 紀元前1200年頃 – 中国西部四川省で三星堆遺跡の時代。
  • 紀元前1700年 – 紀元前1600年頃 – 中国黄河流域で二里頭文化II期。
  • 紀元前1700年頃

紀元前1660年代[編集]

  • 紀元前1663年 – エジプトで第13王朝と第14王朝の終わり。
    • 下エジプト東部のアヴァリスを中心に異民族ヒクソスによる第15王朝(大ヒクソス)が成立。
    • 同時期に下エジプト西部にて諸侯国が成立し第16王朝(小ヒクソス)と呼ばれる。

紀元前1650年代[編集]

紀元前1640年代[編集]

  • 紀元前1646年 – 紀元前1626年 – バビロニア王アンミ・サドゥカの治世。

紀元前1620年代[編集]

紀元前1600年代[編集]

発明・発見[編集]

  • ハンムラビ – バビロニア王(在位:紀元前1728年〜紀元前1686年(低年代法による))
  • サイテス(サリティス) – ヒクソスの王・エジプト第15王朝の王・アヴァリス市を建設

注釈

出典

関連項目[編集]